週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

最近の記事
このページの記事
記事の分類
本の紹介

自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


自然農・栽培の手引き
最近のコメント
リンク
自己紹介
その他
QLOOKアクセス解析
 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


前の記事 : << ソラマメの栽培
次の記事 :
トウモロコシの栽培
 トウモロコシ(スイートコーン)は、イネ科トウロモコシ属。連作には比較的強い。

キセニア現象
 キセニアとは、受粉によって、種子の胚乳部に花粉親の形質が現れること。トウモロコシは、胚乳部が種子の8割を占めるので、キセニア現象が生じると、影響が大きくなります。家庭菜園の場合では、ポップコーンや「もちとうもろこし」など粒が固かったり、あまり甘くならない品種を、スイートコーンの近くで栽培した時に問題になります。スイートコーン同士の受粉では、市販の種はスーパースイート種が多いので、交雑して、色が違う粒が混じってしまったとしても、味はさほど変わりません。しかし、ポップコーンとスイートコーンが交雑してしまうと、どちらも満足できないものになってしまいます。ポップコーンが破裂しなかったり、スイートコーンが固くなったりしたら困ります。そこで、できるだけ他のトウモロコシから遠ざけることになります。家庭菜園の小さな畑では、現実的には花粉源となるトウモロコシから10メートル程度離れていれば、交雑率は0.3%以下であると考えられるので、ほぼ問題ないと推測できます。
 →参考)「ひと目でわかるトウモロコシの交雑 -キセニアを利用した交雑率の簡易調査法-」によれば、0.3mの距離では交雑率は23%だが、4.2mの風下では1%〜10%以上の交雑率となり、10m〜50mの風下では交雑率は0.3%〜0.1%の範囲で極めて低くなり、距離によって交雑率は急激に低下する。

スイートコーンの自家採種
 市販されているスイートコーンは、F1品種ばかりで固定種がない。このため、自家採種をすると形質がばらつく、さらにトウモロコシは風媒花で他家受粉のために多品種と交雑を起こしやすい。甘い品種ほど種子に蓄えられるデンプンが少ないので、発芽力が弱く、腐りやすい。このため、スイートコーンは自家採種には向いていない。しかし、自家採種をすれば、種子消毒されていない種子を得ることもできる。
 「トウモロコシについては600m前後でほぼ交雑が生じない状態と言え、防風林がある場合には、300mでほぼ交雑が生じない状態と言えるのではないか(栽培実験対象作物別の隔離距離の考え方)」とのことであるが、実際に、これほどの距離を確保できる家庭菜園は少ないと思うので、交雑を防ぐには紙袋で花粉を遮断し、人工授粉させることが有効であろう。
 人工受粉は、自家採種ハンドブックに記載されている方法を要約すれば、「絹糸の先端を揃えるために、雌穂の絹糸が出る前に包皮の先端を1僂曚廟效任掘∋翅泙鬚ぶせる。3、4日後に絹糸が出たら、数本の雄穂から花粉を採取し、雌穂の絹糸にふりかける。全ての粒へ受粉させるために、2、3回繰り返す。絹糸は何週間も受粉可能なので、絹糸が茶色になるまで紙袋で覆っておく」という。しかし、"絹糸が何週間も受粉可能"とあるが、「絹糸は抽出後2週間は受精能力を有する。絹糸は雌穂の基部付近の種子からのものが先に抽出し、先端の種子の絹糸が抽出するには数日かかる(まちのみどりと園芸の相談、千葉大学園芸学部)」とのことなので、2回目の受粉をするのであれば数日後に行えばよいのであろうし、3回目の受粉は必要ないと思う。
おひさまコーンの自家採種 穂を包む皮(苞葉)が白っぽくなったら穂ごと収穫し、天日で乾燥させてから、脱粒する。種が熟すと、スイートコーンの種子にはデンプンが少ないので、しわくちゃになる。写真の品種は、おひさまコーン[収穫2010/9/12]

 種子は乾燥すると休眠しないので、熟したら、雨にあたらぬうちに採種する。
発芽
 トウモロコシの発芽には光は無関係である。
 発芽適温は、実用的には15度以上あればよいらしいが、発芽すれば12度以上であれば生育は良い。発芽初期に霜にあうと枯れる。発芽温度と日数については、以下のようにいろいろな数字があって分かりにくい。
 「平均気温が15℃になれば、露地で直まきができる。地温25℃以上、約9日で発芽(タキイ種苗)」。この場合の発芽とは、地上に芽が達することを指しているようだ。また、「日平均気温の積算温度が125〜175℃で圃場発芽に達する。播種最低地温は14℃で、地温が確保できないときには温床育苗として、本葉2.5枚で定植する。(タキイ種苗)」。圃場発芽とは出芽のことであろうか。
 「発芽の為の土壌の最適温度範囲は20〜28℃で10℃以下では発芽しない。発芽に必要な積算温度目安は約180℃で平均地温が20℃の場合発芽に9日間要する。(グリーンジャパン)」
 「一般に、トウモロコシ種子の発芽適温は 32〜36℃、最低発芽温度及び最低生育温度は6〜10℃であり、実際には13〜14℃以上の時期が播種適期とされる。種子は低温・多湿条件下では発芽遅延を起こし、多くの場合発芽する前に腐敗、枯死する。また、成長点が地上に出てから(5〜7葉齢)6〜8時間以上、0℃以下の冷気にさらされると生存できない。発芽には10℃以上の温度と適度な水分が必要である。(除草剤グルホシネート耐性トウモロコシの生物多様性影響評価書の概要より)」。最低発芽温度は6〜10℃とあるが、10℃以上の温度が必要とも書いてあるのでどちらであろうか。なお、アタリヤ農園では、最低発芽温度10℃、発芽適温15〜20℃としている。生育初期の純同化率は、最低気温が13℃以下になると著しく低下する(村田)。

 発芽時間と発芽率の関係は、温度の他にも与える水分量によっても異なる。実験によれば、種子がわずかに水に触れる状態のほうが発芽が良好であったという。

温度25℃
置床時間(h)  36   48   72
発芽率(%)  30-50 60-80 80-90

温度20℃
置床時間(h)  36   48   72   96
発芽率(%)  20-40 30-70 60-80 70-90

上記の表は、(西村ら、小学校における種子発芽の学習に関する基礎的調査)に記載のグラフを読み取った数字なので、概略である)

 群馬県前橋市の旬ごとの平均気温の平年値は、4月上旬11度、4月中旬13度、4月下旬15度である。晩霜の平年値は4月1日、過去6年の最晩霜は、4月5日。

●参考になるか分からないが、私が吸水させた時の記録
吸水開始日→結果
4月1日(加温)→ 濡れたキッチンペーパーに包みADSLモデムの上に置いたところ、43時間後に12粒のうち3粒が1ミリ以下の幼根が出ていた
4月5日(室温)→ 一晩水に浸してから濡れたキッチンペーパーで包んでおいたところ、吸水開始から5日後に、8割の種の幼根が出ており、長い幼根は1cm近くになっていた
5月5日(室温)→ 濡れたキッチンペーパーで包んでおいたところ、2日後に20粒のうち3粒が発芽していた。

ポット苗・セル苗
 トウモロコシは根が粗いので、移植にはあまり適さないとされているが、野鳥に芽生えたばかりの種を食べられてしまう恐れがある場合や週末菜園で乾燥しやすい時期での水やりが困難な場合には苗を作る。なお、ロングサイズペーパーポットを使用すると若苗でも根を痛めずに移植できる。9cm程度のポットに一粒ずつまき暖かいところで30〜40日間管理する(奈良県農業情報・相談センターQ&A集)。

種まき
スイートコーンの発芽 スイートコーンの種は三角形をしており、とがった方を下に向けて土に刺すように押し込む。とがった方から根が出るので、とがった方を上にしてしまうと根が乾燥しやすくなってしまう。(写真の種が赤いのは、種子消毒されて着色されているから)

自家採種スイートコーンの発芽の様子
 尖っている部分から下方向に根が伸び、上方向に葉が伸び始めている。この写真の種は、自家採種したスイートコーンなので、着色されていない。

スイートコーン霜害から復活 土を被せる厚さは、春先に遅霜の恐れがある時は、3cmにする。霜の恐れがなく水分が充分な時は、覆土深は1〜2cm程度にする。4葉期程度までであれば、地上部が霜害を受けても成長点はまだ地下にあるため、生育は回復する。写真は8日前の遅霜によって1枚目の葉が枯れ、2枚芽の葉先も枯れたが、再び新葉が伸びてきた[2010/5/3]

スイートコーン種まき 気温も十分に高く土が湿っていれば、新しく購入した種なら、発芽率は100%近くになるので、1カ所あたり1粒づつ播けばよく、欠株ができたら端のほうから移植して対応するか、余分に種を播いておく。播く場所は、手のひらほどの面積の雑草を刈っておく。

 播種が遅れるほど害虫が増えるので、晩霜の心配がなくなったら種まきをする。

・播種時の鎮圧
 特に、春先は乾燥しやすい。耕起栽培では、種子より下の土層を鎮圧して下層からの毛管水の供給を高める。耕起しない自然農では軽く指で押さえる程度。

・実入りをよくするには
 トウモロコシは他家受粉なので、他の株の花粉が風で飛んでこないと実がつかない。そのため、できるだけ2列以上になるようにし、少なくとも10株以上で、群落になるように植える。

・無除けつ栽培
 地際部や地中節から分けつは、根を増やし、分けつ葉からの養分転流で増収となる。また、分けつの雄花の花粉によって先端不稔も減少する。除けつすると、倒伏が増加する。ただし、中晩生種で3本以上出る時は、日当たりや風通しが悪くなりそうな時は、不要なものを取り除く。分けつ枝の雄穂は、少し遅れて開花するので、雌穂の2番穂の受粉に有効

・無除房
 絹糸が出始めた頃に、最上部の房だけを残すことも市場出荷用では行われているが、家庭菜園では少し小さいが2番穂も収穫できることが多い。なお、除房しても1番穂がそれほど肥大するわけでもないようで、無除房でいい。また、生育が良いと2番穂も立派に収穫できる。品種によって、2番穂が大きくならず、除房の必要のないこともある。

・追肥 雄穂が出た時

・雄穂の除去 アワノメイガ対策。他株に受粉させながら、幼虫に注意して除去する。

・雌穂の絹糸 絹糸が出始めたら、アワノメイガ幼虫がひそんでいないか、ごみのようなフンがないか注意する。

・収穫 雌穂の絹糸が出てから栽培で22日〜25日

・トウモロコシの茎の再利用 サヤインゲン、キュウリの支柱として利用。

コンパニオンプランツ
 トウモロコシとエダマメは、コンパニオンプランツらしい。「エダマメは耐陰性があるので、トウモロコシの日陰でも十分に育ち、エダマメはトウモロコシの害虫・フキノメイガを、トウモロコシはエダマメの害虫・カメムシをそれぞれ忌避する※1」とのことだ。しかし、フキノメイガとアワノメイガはかつて同一種とされていたほど形態的によく似ているが、フキノメイガはイネ科以外を食草とし、アワノメイガはイネ科を食草とする(※2)ので、"トウモロコシの害虫のフキノメイガ"という部分は間違っているようである。
※1 月刊誌「はなとやさい」2008年2月号より/筆者:(財)環境科学総合研究所 木嶋 利男
※2 松本蕃・黒沢強:日本におけるアワノメイガおよびフキノメイガの寄主植物,北海道農試彙,(1963)


アワノメイガ

 スイートコーンの最悪の害虫。成虫が飛来しやすい雄穂開花期から特に注意する。
 アワノメイガの卵は、トウモロコシの葉の裏に産卵され、卵は魚のうろこのように重なって、20〜50卵ほどで楕円形で薄い卵塊状態になっている。ふ化後、初めは集団で糸をはき葉の裏にいるが、ふ化2〜3日後には、雄穂や雄穂の下の葉の付け根に侵入することが多いようだ。幼虫が大きくなると、雌穂に移動し、まず軟かい部分、雌しべや苞皮から食べ、子実の方に侵入する。
 群馬では年2回発生し、成虫は第1世代は6月下旬、第2世代は8月中旬にピークになるようだ。第1世代の幼虫は、食入孔内で蛹化する。
雄穂の下の茎にあったアワノメイガの蛹

【捕殺】アワノメイガの小さな幼虫が子実に侵入する前、雌穂の絹糸の先にいるうちに、捕まえれば実は大丈夫である。絹糸に木屑のようなフンや絹糸がへんに縮れているように思える時は、絹糸をかきわけて見る。ただ、茎の中である程度大きくなった幼虫は、茎から這い出して穂に移動し、穂の横から穴をあけて侵入することがあるので、茎もよくチェックして変色した部分がないか見ておく。
雌穂の絹糸にいるアワノメイガの幼虫雌穂の絹糸にいるアワノメイガの幼虫


【対策・予防】
 幼虫はトウモロコシの茎内等で越冬するので、トウモロコシ残渣は処分しておく。アワノメイガは、ハトムギ、アワ、ヒエ、キビ、ソルガム、ショウガも加害するので、これらの作物にも注意する。
 受粉が終わったら、雄穂は不要になるので、全ての雄穂を切除して、雌穂に移動するのを防ぐ。受粉が終わったか分からない場合は、切り取った雄穂を使って、他の株の雌穂に受粉させておけば大丈夫。
アワノメイガの幼虫の食害により折れてしまった雄穂

アワノメイガの天敵は、幼虫に寄生するヒゲナガコマユバチ、卵に寄生するアワノメイガタマゴバチ(体長0.4ミリ)など。→参考 ヒゲナガコマユバチの触角はなぜ長いかアワノメイガの寄生性天敵おとり作物と卵寄生蜂を用いたスィートコーン害虫アワノメイガの防除

参考 孵化直後のアワノメイガ若齢幼虫

アワヨトウ

 幼虫は、イネ科の作物や雑草を食べ、トウモロコシでは葉や実の皮を主に食べるが子実も食べる。幼虫は、体長3〜4cm程度まで成長する。幼虫の背中に縦筋があり、刺激すると丸くなるので、アワノメイガと区別できる。1月の平均気温が0℃以下の地域では越冬できない。
 幼虫は、成長すると昼は土の中などに隠れていて夜に食害するようになる。
 「成虫の産卵は、メヒシバの未展開葉の細長いすき間や、イネ科植物の枯れ葉のしわになった溝の間に好んで行われ、葉の表面には通常産卵しない。越冬できる北限は、仙台市近郊あたり。(小麦の害虫と防除法,北海道立中央農業試験場,主任普及指導員木俣栄)より」とのことなので、自然農の畑ではメヒシバは普通に生い茂っているから、天敵に捕食してもらわないと大変だ。ハサミムシの仲間はほとんど夜行性で、鱗翅目の幼虫などを鋏を利用して捕食するらしい(参考:オオハサミムシは天敵として重要か?高木一夫氏)

スイートコーンの実を食害する幼虫スイートコーンの実を食害する何かの幼虫


スイートコーンの実を食害する何かの幼虫スイートコーンの実を食害する何かの幼虫。オオタバコガだろうか?オオタバコガは、腹脚が尾脚も含めて5対あり、胴に刺毛がある。オオタバコガは群馬では野外では越冬できず、成虫が長距離移動してきて、8月、9月に被害が多くなるという。

雌穂を吸汁するカメムシ
アオクサカメムシの2齢幼虫らしい カメムシに吸汁された跡は、粒がしぼむ。吸汁後、2,3日なら加熱後にそれほど変色しないようだが、数日経つと茶色く目立つ。私の畑では、アオクサカメムシが多い。カマキリは、カメムシが臭いにおいを放っても気にせずに食べてしまう。冬季にカマキリの卵を畑に持ってこよう!写真は、アオクサカメムシの2齢幼虫

雄穂につくアブラムシ
 びっしりとアブラムシがついても、雌穂には影響がないようだ。雄穂の花粉が終わればアブラムシは少なくなり、雌穂に害はない。

倒伏防止
とうもろこし倒伏 強い風により倒伏するのを防ぐため、一般的に行われていることは、土寄せ、防風網の設置、支柱を立てる、ヒモを横に張る、などである。左の写真は、2日前の雷雨による非常に激しい風により斜めになったが、茎が途中から曲がって真っ直ぐになりつつあるところである。この後も何も手を加えなかったけれど、問題なかったようである。


スイートコーンにいた笑っちゃう顔の虫(アカハネナガウンカ)

【その他】
 スイートコーンをラップで1本づつ密閉するように包み、電子レンジで加熱調理したものは、冷蔵庫で保存すれば3日間は大丈夫。夏だと室温では、1日間しか持たない。
 私は、トウモロコシをたくさん食べると口の回りがかゆくなるが、アレルギーだろうか。トウモロコシのシュウ酸の量は多くはないようだし...

白モチトウモロコシ栽培 2012年

種:国華園 白もちとうもろこし 購入金額100円
品種特性:
 実が真っ白の珍しいトウモロコシです。肉質・食味よく、甘味に富んだ優良品種です。性質強健で生育旺盛な品種です。
栽培方法:
 種子は30cm間隔で点播きします。発芽後生育のよいものを1本残してあとは間引きます。月2回追肥し、中耕・土寄せします。根元から出る側芽はすべてかき取ります。
発芽温度:25〜30℃
中間地:播種3月下旬〜5月下旬 → 収穫7月上旬〜9月上旬
数量:40ml 生産地:岩手県 2011年12月現在発芽率80%以上
2012年4月21日 無吸水で種まき。
白もちとうもろこし絹糸7月14日 赤い絹糸が出ていた
白モチトウモロコシの草丈7月29日 草丈が3メートル近くにもなった。隣に植えたスイートコーンの草丈が1.5メートルくらいなのに比べると、その大きさの違いに驚く。写真手前の小さな2本は草丈1メートルくらいの育ちが悪いスイートコーン。



●自家採種の種
 2年半前に自家採種し、常温で除湿して保管していた種。

4月13日 自家採種なので、発芽するかどうか心配であったので、試しにポットの土に種を埋めて、ポリ袋にポットごと入れて、陽当りの良い場所に置いておいたら、2日後に根が1ミリほどになっていて、鶏糞を少し元肥にして、畑に種を播いた。ポットの土から発芽した種を取り出す時に、芽や根が欠けやすく、土に埋めての芽出しは失敗だった。
7月27日 収穫。種まきから、105日後。穂はあまり大きくはなかったが、自家採種でも収穫できることが分かった。


●2013年 国華園 F1ハニースイート(バイカラー)
品種特性:播種後約82日で収穫可能となる早生品種です。非常に甘く歯ざわりまろやかで、市場で動かぬ人気を誇っています。
数量:40ml 生産地チリ ベノミル・チウラム薬剤処理済種子粉依 税込150円



●2012年 国華園 中性スイートコーン
購入価格125円 内容量30ml
品種特性:播種後、約85日で収穫。
生産地アメリカ、種子消毒キャプタン・メタラキシル
発芽適温25℃〜30℃
入り数は、数えたら87粒であった。

4月16日 スイートコーンの種を濡れた紙に包んで暖かい場所(ルーターの上)に置き、芽出し開始。
4月19日 種まき。元肥に牛糞を少し
7月29日 収穫、芽出しから104日後。育ちが悪く、穂がすごく小さかった。牛糞は肥料分が少ないからだろう。白モチトウモロコシを間違って、5日後に、列の続きに播いてしまったので、収穫した穂の粒に、甘くなく固い粒が混じっているものがあった。すぐ隣に白モチトウモロコシだった穂は、2割くらい固い粒になっており、なんとも残念な食感であった。キセニアの粒は、白くはなく、中性スイートコーンの黄色と見分けがつきにくいが、ツヤが強いような感じを受けた。

トウモロコシ栽培 2010年

計画
 4月上旬から順次種まきをする。まずは珍しい白色種のピュアホワイトを多品種の花粉が混じらないように他の人が作り始めるまえに作る。次は黄色種の"おひさまコーン"を5月下旬から1週間間隔で播種し、お盆にも食べられるようにしたい。遅く播くほど虫害が増えるが、7月下旬には、虫に強そうな"もちとうもろこし"を秋トウモロコシで播種する予定。春播きでは、出芽までに10日。3週間間隔ぐらいの播種が、飽きずに食べるにはちょうどよいだろう。
ピュアホワイト
 ピュアホワイトは、雪印種苗の作り出した傑作品種で、粒がやわらかくフルーティで甘くて生でも食べられるという純白で美しいトウモロコシ。「幻のホワイトトウモロコシ」とも呼ばれているようなので、作ってみることにした。
ピュアホワイト 中生白色種、雪印種苗
生産地アメリカ 数量100粒 発芽率21年11月現在75%以上 購入価格 368円 (税込)
ベノミル・チウラム種子粉衣1回、キャプタン1回
一般地・暖地(露地マルチ):播種4月上旬〜5月上旬、収獲7月上旬〜8月上旬
 茹でてもくすみの少ない白色粒。甘味が強く、皮も軟らかく食べやすい。関東平坦地での標準生育日数は88日〜90日程度(露地マルチ栽培)で中生種。収獲適期の幅が比較気長く、多少取り遅れても食味の劣化、糖分の現象は少ない。白色種で収獲適期の判定がやや難しく、また若取りではやや甘味の弱い傾向があるため、収獲は先端部の実入り食味確認を行ったうえでの適期判定が必要です。反対にやや取り遅れても、食味や糖分は保持されやすい。白色種のため、黄色種やバイカラー品種の花粉がかかると黄色の粒が混入します。

他品種の花粉が混じらないようにするため、少し早めの4月上旬に播種するのがいいかもしれない。

●1回目
・4月1日 発芽テストを兼ねて12粒だけ、浸水せずにADSLモデムの上にキッチンペーパーに包み置く。3日に播種予定だが、8日の最低気温の予報が1度になっており、霜害を受けるかもしれない。
・4月3日 43時間後に播種し、覆土2cmとした。3粒だけ1ミリ以下の幼根が出ていた。週間天気予報では、平年並か平年より低い日が多いとのことだ。→4/10出芽していない。
ピュアホワイト出芽4月17日 41年ぶりの遅い降雪で未明に2cm積雪した。12粒のうち5つが出芽しており、芽は凍害を受けていないように見えた。たとえ、凍害を受けていても成長点はまだ地下にあるため問題ない。

トウモロコシ遅霜による被害・4月25日 17日の積雪では被害がなく葉が展開していたのを昨日確認していたのだが、平年より大幅に遅い今朝の霜によってしおれて変色していた。

・5月3日 8日前の霜で枯れたが、新葉が出てきている。播いた12粒全てが出芽していた。
・6月5日 全部の苗が生育し、草丈30cmほどになった。
ピュアホワイト7月17日7月17日 6月末に強風で斜めに倒れたが、茎が途中から曲がって、直立した。ヒゲが茶色になってきたので、来週、収穫できるだろう。

ピュアホワイト獣害・7月25日 収穫(吸水から116日目)。カラスに食べられたらしく大きい実や熟していそうな実が落ちていた。残りは、まだ粒が小さいのだけれど、カラスに食べられてしまうので収穫した。やわらかくて、とても甘い、ということは、甘い匂いが外に漏れてしまってカラスの食欲をそそるのであろうか。ピュアホワイトの生育はあまりよくなかったが、霜害を受けても収穫できたことがうれしい。黄色い粒は混じっていなかったので、早めの播種は成功した。近隣の慣行農法の畑と比べると、かなり生長が遅く、肥料が十分であったならば2週間ほど早く収穫できたかもしれない。

●2回目
・4月5日 播種予定日を4月10日にし、一晩水に浸してから、平均室温15℃程度で発根までに5日間?かかるとして4月5日に濡れたキッチンペーパーで包んで吸水を開始した。
・4月10日 吸水していた種子は、8割が幼根が出ており、長い幼根は1cm近くになっていたので、吸水は4日間でのほうが良かったようだ。株間40cm、覆土深2cmで1粒づつ播種した。
・4月25日 2割が出芽していたが葉はまだ展開していないので霜の被害はないだろう。
・5月3日 8日前の霜の影響で、葉先が少し枯れている苗もあるが、それほど目立たない。8割が出芽していた。
→初期に草刈りを怠っていたので、雑草に埋もれていることにその後も気が付かず、実は付いていないか非常に小さな実だけであった。順調に育っていれば7月31日に収穫できたであろう。

●3回目
5月5日 2日前から催芽させていた種、20粒のうち3粒が発芽していたのを播種した。→8割出芽した
ピュアホワイト地力による差7月11日 地力による生育の差が大きい。手前は草丈が小さい、それにもかかわらず雄穂が出ているので、こんな小さな株では収穫できないだろう。前作の違いかもしれないが、前作が何かは覚えていない。。

7月31日 収穫(吸水開始から88日目)。
ピュアホワイト食害ピュアホワイト落下していた穂
大きな穂は全部、カラス(たぶん)に食べられており、残っていたのは小さな穂ばかりであった。カラスに食べられたのだとばかり思っていたのだが、改めて写真を見ると獣がかじったような跡がある気もするが、手にとってよく見なかったのが悔やまれる。昨年は、穂が茎に付いたままの状態で、クチバシでつつかれた跡があったので、今年もカラスの仕業とばかり思っていた。。。
 生育はあまりよくなく、穂は1本に1個だけであった。

●4回目
・5月30日 播種。8月14日に収穫するため、ピュアホワイトの標準生育日数88日〜90日程度から計算すれば91日前は5月15日となる。しかし、暑い時期は生育が早いので76日前の本日播いた。
ピュアホワイト・8月9日 収穫。播種から72日目。粒が少し小さかったので、あと2、3日が適期だったかもしれない。先週、先々週はカラスに食べられたが、今回はカラスに食べられずに収穫できた。実が雑草に埋れそうな状態だったから、カラスに見つからなかったのだろうかとまず思ったのだが、カラスは頭がいいから、見えにくいといおう理由ではない気もする。1畝で千鳥に種を播いたが、株間が40-50cm程度と広かったうえに、欠株があったから、受粉していない粒が目立った。同じ畑に黄色種があるし、他の畑でもスイートコーンを作っているから、やはり黄色い粒が混じっていた。1回目と3回目の播種では育ちが悪かったので、この4回目の播種では草丈20兀△ら2,3回、肥料を表面散布したので、穂が2つ付いた。肥料使ったので、トウモロコシの葉の色は濃いし、雑草の色も濃い(両隣の雑草の色と比べるとよく分かる)。やはり肥料の力はすごいものがある。

 自家採種するために、数本の穂を残しておいたのだが、すべて腐ってしまった。

おひさまコーン 黄色種、一代交配、タキイ種苗
 生で食べられるほど粒皮がやわらかい極良質種です。甘味が強く良質な割に、発芽・初期生育がよく、栽培がしやすい中早生種です。粒色は他社黄粒種より濃い黄色。熟期は中早生でも早いほうで、トンネル直播栽培では早出し出荷が可能。収穫適期は、絹糸抽出後20〜25日前後が目安。
購入価格 315円 60粒
生産地アメリカ 有効期限'10年10月 発芽率80%以上 ベノミル種子粉衣1回
●1回目
5月22日 前日から吸水させた種を播く。
おひさまコーン7月17日 生長が悪いため、雌穂が非常に小さく、収穫が望めそうにない。
8月1日 収穫(吸水から73日目)。10cmほどの穂が3本収穫できただけであった。草丈が小さい時の生育が悪かったので、肥料を散布したのだが、散布が遅すぎて実がつかなかったようだ。畑では場所によって地力の差がかなりある。

●2回目
6月10日 おひさまコーンの吸水開始
6月12日 種まき
8月15日 収穫(吸水から67日目)。地力がない場所では、生長が非常に悪く、穂ができなかったり、ごく小さかったりした。それでも、穂長20cmくらいの小さめの穂が何本か収穫できた。採種用に、一番、大きそうな穂を1個だけ残しておく。
9月12日 採種用に残しておいた穂の包皮が白くなっていたので、自家採種した。今まで採種に成功したことがなくダメだろうと思っていたため、あまり気にかけておらず、熟していることに気がつくのが遅れたかもしれない。
10月4日 室内に放置していた採種したタネの発芽率を調べるために、濡れた紙に包んでおいたら、翌日にカビが生えてしまった。そこで、今度は土に播いてみた。→結果:12粒を播いたら、3粒が発芽し、鞘葉から巻いた葉が伸びていた。発芽しなかった種は、土中でカビが生えていた。発芽した芽は、少し小さい感じがする。


種:国華園 黒もちとうもろこし 購入価格100円
品種特性:
 実が真っ黒の珍しいトウモロコシです。肉質・食味よく、甘味に富んだ優良品種です。性質強健で生育旺盛な品種です。
栽培方法:
 種子は30cm間隔で点播きします。発芽後生育のよいものを1本残してあとは間引きます。月2回追肥し、中耕・土寄せします。根元から出る側芽はすべてかき取ります。
発芽温度:25〜30℃
中間地:播種3月下旬〜5月下旬 → 収穫7月上旬〜9月上旬
数量:40ml 生産地:岩手県 2009年12月現在発芽率80%以上
7月11日 種まき
黒もちとうもろこし失敗9月11日 生育が悪くて草丈が低くく、雄穂は出たが、雌穂は全く着かなかった。生育が悪くても、小さな穂は着くことが普通だと思っていたのだが、全く雌穂がない。高温障害で着果不良があるとは知らなかった。

 秋トウモロコシでは、花芽分化期に35℃以上の高温にならないようにするには、9月上旬まで35℃を超えるから1ヶ月前の8月中旬以降に種まきをすれば良く、10月下旬に収穫となる。秋に収穫する栽培(抑制栽培)にも向いた品種がいくつかあるようで、サニーショコラ88、中生種の「キャンベラ90」、キラキラ85コーン、おひさまコーン88など。
 「雄穂は本葉5〜6枚期に、雌穂は本葉7〜8枚期にそれぞれ花芽分化するので、晴天時の日中温度が35℃以上にならないようにする。(山武農林振興センター)」
 「トウモロコシの雌穂が出ないのは、花芽分化期(雄穂は5〜6枚時、雌穂は7〜8枚時)に、生育環境が不良(低温、高温、水分不足など)で植物に強いストレスが加わると、花芽異常が起りやすい(サカタのタネ)」

2011年のトウモロコシ栽培記録


品種:スーパーマロン 購入価格¥378 内容量30ml
トーホク交配 特性:格段の甘さが特長のイエローコーンで、粒皮がやわらかくスッキリとした食感をしています。約87日で収穫できます。 発芽適温25℃

4月24日 スーパーマロン1回目種まき。吸水なし。雨が降らない日が続き、土が乾燥していたので、41粒のうち23粒のみが出芽、出芽はしても出芽までに日数がかかり芽が小さいものも目立った。吸水させておく必要があったようだ。

5月14日 おひさまコーン(前年の残り種)を、吸水なしで播く。→土が乾燥していたので、発芽揃いと発芽率が悪かった。

6月5日 スーパーマロン2回目種まき。

6月25日 スーパーマロン3回目種まき。

7月23日 スーパーマロン1回目を収穫、種まき後91日目。粒皮薄くて、非常に甘かった。

8月2日 おひさまコーンの初収穫、種まき後81日目。発芽揃いが悪かったため、絹糸が黒くなったものもあれば、生育が悪く絹糸が白いままのものもあって、収穫時期も揃わなかった。

8月10日 スーパーマロン2回目を収穫、種まき後67日目。4月下旬に播種したものは91日目で収穫できたから、暑い時期には成長が早いことがよく分かる。収穫は早くできるが、4月下旬の種まきに比べれば、実は一回り小さい。

8月31日 スーパーマロン3回目を収穫、種まき後68日目。

黒もちとうもろこし
8月17日 種まき。霜が降りる前、11月初旬までに収穫できるか分からないが、80日間あれば大丈夫かなと思って、昨年の種が残っていたし、種を播きました

10月16日 ようやく絹糸が出てから2,3日という状況。茎の太さが1cmくらいの細いものが目立つ。初霜までには収穫できるかもしれない。

11月20日 収穫。種まきをしてから95日目。2日前に霜が降りて、葉が半分ほど枯れていたので、収穫しました。実の半分ほどは、まだ白く、薄く色づいているものは少ない状態なので、あと数日で収穫適期だっただろうと思います。味は、ほんのりとした甘味といい香りがしたので、満足ですが、まだ粒のふくらみが足りない感じでした。今年は、種まきが遅かったので、来年は、初霜の平年日よりも1週間前に収穫できるように、生育日数を100日と考えて、8月初旬に播きたいと思います。また、実を完熟させて実は、発芽させてから利用すれば柔らかいので、保存食として利用するために、4月にも播きたいと思います。

2009年のトウモロコシ栽培記録


1回目 ハニースイート 4/18播種→7/12収獲(播種85日後)
2回目 ピーター610 5/23播種→8/8収獲(播種78日後)
3回目 あま〜いコーン 6/20播種→8/20収獲(播種61日後? 播種日に疑問あり)

2009年のトウモロコシ栽培記録の詳細

ポップコーンの栽培



種:国華園 ポップコーン
【品種特性】生育旺盛で栽培しやすい豊産品種です。ポップコーン専用の品種で、自宅でポップコーンができます。収穫したコーンを乾燥させ、乾燥させたコーンの実をフライパンでサラダ油で加熱(必ず蓋をする)するとポップコーンの出来上がりです。
【栽培方法】種子は30cm間隔で点播きします。発芽後生育のよいものを1本残してあとは間引きます。月2回追肥し、中耕・土寄せします。根本から出る側芽はすべてかき取ります。
【播種:収穫時期】中間値 播種4月中旬〜6月上旬 収穫7月上旬〜9月中旬
【数量】30ml(数えたら420粒入っていた。ただし、数%程度は不良な感じがした)
【生産地】長野 【購入価格】税込150円


ポップコーン作り
 よく乾燥させないと弾けない。日に当てて乾燥させても、その後、室内に放置しておくと弾けなくなる。そのため、乾燥させたら、ビニール袋に入れて、湿気らせないようにする。なお、乾燥させすぎても弾けにくくなり、不発弾が増えるので、乾燥具合は少量で試すのが良いだろう。
 ポップコーンの構造は、外側が「硬質デンプン」で内側が「軟質デンプン」となっている。弾ける理由は、加熱すると軟質デンプンの部分に水蒸気がたまり、圧力が限界に達すると硬質デンプンを破って爆発するためである。市販されている調理用ポップコーンの加熱前後の重量は、「相場博明著 ポップコーンの科学」によれば、「実験によって多少の差が出るが、始めの重さの15%ぐらい軽くなる」とのことである。

2013.10.21 Monday | 野菜栽培 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
 

この記事のトラックバックURL http://naturefarm.iti5.net/trackback/12
トラックバック