週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

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自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


自然農・栽培の手引き
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 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


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ハクサイの栽培
 ハクサイは急激に肥大する肥料食いの野菜、1回目の追肥は定植1週間後、2回目は2、3週間後に行うのが慣行栽培。自然農でも、地力があれば、無肥料でもハクサイは、十分に結球するという。なお、野口種苗の野口勲氏が書いた本、「いのちの種を未来に」によれば、「松島新二号白菜」という固定種は、「無肥料でも結球します。環境適応性に優れており、家庭菜園にも向く味の良いハクサイ」とのことである。

【害虫】
ダイコンシンクイムシ(ハイマダラノメイガ)、アオムシなど
ウリキンウワバ幼虫 1月の酷寒の中にいたウリキンウワバの幼虫。通常はウリ科を食べるが、冬にはアブラナ科も食べる。

初めての白菜栽培の記録 2009年

 苗はいただきもので、群馬県高崎市周辺では有名らしい「国府(こくぶ)白菜」の苗、私は初めて聞いた名前だけれども、苗をくれた人は、ブランドでおいしいと盛んに言っていた。調べたところ、国府白菜はブランド名で、高崎市国府地区で栽培されたハクサイのことで、ハクサイの品種としては「黄心(きごころ)」という、割と一般的な品種が主体で、勝黄、きらぼし、黄望峰などの品種もあるようだ。国府地区以外の土地で、栽培しても同様の甘さや食味を得られないと、「JAはぐくみ」のホームページには書いてある。
 群馬県前橋市のヒザワ種苗から、「国府白菜」という名前で、種が販売されており、その特徴は、
・病害に強く、タネまき後75日程度で2.5kgに太る年内どり黄芯系中早生種。
・収穫期間の幅が広く、草勢旺盛で作りやすい。
播種期間は、群馬県冷涼地8月上旬〜中旬、群馬県中間地8月中旬〜下旬。
また、栽培のポイントは、「追肥は10〜15日ごとに化成肥料1握りを施し、初期の生育を促して外葉を大きく育てます」とのことだ。

国府白菜の苗9/22 定植。無施肥、無耕起。畝1SR、1C、4SL
9/26 2株が地際部の茎から切られていたので、ネキリムシだろうと思って、少し土を探ってみたが、幼虫はいなかった。土が硬いので、土中ではなくて枯草の下とかに移動していたのかもしれない。また、数株が何かに丸ごと食べられていたので、コオロギかバッタだろうか。
ハクサイの苗を切り倒したコガネムシの幼虫9/27 昨日に続いてハクサイの苗が数本、切り倒されていたので、根元を掘ったら、なんとコガネムシが食べていた。昨日は1cmほどしか土を掘らなかったので見つからなかったのだが、今回はハクサイの葉はそれほどしおれておらず、コガネムシがハクサイを食べている時だったので、すぐに見つけられた。昨日の2株も、もっと土を掘ったら、1株からコガネムシの幼虫が出てきた。そういえば、白菜の苗を定植する時に土を掘ったら、コガネムシの幼虫が何匹もいたなあ。
10/3 苗がまた数本根元から倒されており、根元を掘って探したがコガネムシの幼虫などは見つからなかった。栄養たっぷりで育苗されたハクサイは害虫に弱いのだろうか。
ハクサイ10月24日10/24 苗の半数くらいは虫に根元を切られてしまった
白菜11/28 ハクサイの虫取りは1回もしていないけれど、食害はほとんどない。しかし、まだ結球していない白菜は、うちの畑ぐらいなものだ。近所の畑では、ゆるいながら結球したり、立派に結球している。元肥なしで、追肥は少しくらい油粕を施したくらいでは、成長が遅すぎるのだ。化学肥料をひとつまみづつ振っておいたが、雨がふるまでは肥料は効かないから、結球するかどうか分からない。
ハクサイ巻かず12/20 白菜の葉は増えても、巻かないままだ。
白菜1月1/23 外葉は少し黄色くなった部分もあるが、厳冬期なのに驚くほど元気だ。外葉は筋っぽいので、内側のほうは、細く切って食べれば、甘味が濃くておいしい。結球した白菜とは違う感じの食感だけれども、真冬に緑の葉を食べられるのは貴重だ。
ハクサイ2月2/14 白菜の中心に小さな蕾ができていた。外葉も枯れずにまだ元気だ。
ハクサイの花茎2/27 白菜の花が咲いた。白菜の花茎は、太いが、たいへんやわらかく、少し苦さを感じるがとてもおいしい。親戚のおばさんの大好物である。
ハクサイの種が熟した株6月5日 花が咲き誇っている時の写真がないのが残念だが、種が熟して枯れた状態のハクサイ。1メートル以上に伸びた花茎が四方に倒れこむのは、ハクサイの特徴だろう。交雑しているであろうが、いちおう自家採種した。サヤの表面が、ナトビハムシに食害されているサヤもかなりあったが、種まで食べられているものは少なかった。

白菜栽培記録 2010年

種:国華園 野崎白菜 数量10ml 購入価格100円
【品種特性】耐病性に優れた作り易い代表品種です。約2.5kg程になり、播種後60-70日で収穫可能です。品質優秀で軟らかく、甘味に富んでいます。
【発芽適温】20-25℃
【冷涼地】まきどき7月上旬〜中旬 → 収穫9月中旬〜10月下旬
【栽培方法】種子はポットに点播きし、発芽したら間引きはじめ、本葉が5〜6枚までに1本にします。ポット苗を40cm間隔で植え付けます。本葉が7〜8枚になったころと結球開始ごろに追肥を行ない、外葉をつくります。結球頭部を上から手で軽く押さえて、しっかりしまっているようならば収穫の適期です。
生産地:イタリア 2010年5月現在発芽率85%以上
8月中旬 ポットに播種
9月上旬 ポットの苗を間引くのがもったいなかったので、複数の苗があるポットでは違うポットに移植した。→移植しても問題なく生長していた。
9月12日 ハイマダラノメイガの幼虫が、ほぼ全ての苗で発生していた。孵化から1,2日目のようで、捕殺に苦労したが、その後も数日にわたって幼虫が発生し、毎日捕殺していた。→中心部を幼虫にほとんど食べられなかったので、白菜の生長には影響がなかったようだ。
9月18日 小さな7.5cmポットの苗は、大きなポットに比べると苗が小さい。大きな苗を畑に定植した。
9月25日 ポット苗ではハイマダラノメイガの発生がなくなった。
ハクサイ苗先週に定植した白菜の苗は、8本のうち1本がネキリムシに食べられただけで順調に生育している。定植する時に、葉のすぐ下まで土を被せてしまうとコガネムシ幼虫に食べられやすいのかもしれない。昨年のセル成型苗よりも生育は良い。昨年は、セル内で育ちすぎて老化していたのかもしれない。
10月24日 ポットの土が良かったので、生長が良い。ゴボウの欠株の間にハクサイを定植したら、株の直径が60cmくらいになって、ゴボウが日陰になってしまった。
ハクサイゆるく結球10月31日
 ハクサイの結球が始まった。直播きだとこのように育たなかったと思うが、育苗した土がいいと育ちがいい。今年は結球するかもしれない。
動物に食べられた白菜11月20日 白菜がゆるく結球して順調に育っているのだが、何か動物に食べられたらしく、1株だけが根元のほうまでかじられていた。シカはいないし、ウサギのフンは見たことないし、鳥の食べ方とは違う。犬もハクサイを食べるようだが、タヌキかもしれない。タヌキの生態と対策について - 長崎県農林部によると、タヌキは、カボチャ、サツマイモ、大根など多くの野菜を食べ、糖分の多い野菜を好む傾向があるという。

1月3日 結球したハクサイは、頂部が凍ってしまったので、収穫した。

2010.11.01 Monday | 野菜栽培 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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