週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

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自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


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 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


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空芯菜(クウシンサイ、エンサイ)の栽培
 エンサイ(空芯菜、ヨウサイ)は、ヒルガオ科の野菜で、いろいろな名前で呼ばれるが、農林水産省の統一名称では「エンサイ」、日本植物病名目録では「ヨウサイ」となっている。沖縄では古くから栽培され、「ウンチェー」と呼ばれている。また、空芯菜は、花の形から「アサガオナ」とも呼ばれている。空芯菜やエンサイという名前は商標登録されているため、種苗メーカーでは、様々な名前で種を売っている。
 wikipediaによれば「「空芯菜」、「クウシンサイ」は日本で個人により野菜、種子、料理、飲料などの呼称として商標登録されているため、無断で使用できない。また、別名のエンサイも、「莚菜」、「エンサイ」が野菜の名称として、「筵菜」、「エンサイ」、「ムシロナ」が料理、飲料などの呼称として登録されている」とのことである。
 エンサイは、炒めるとシャキッとした歯ごたえがおいしい夏野菜、味にクセがあるので人により好みはある。なお、夏場は播いてから3週間ほどで早取りするとクセは少なくなる。非常に暑さに強く、生育が旺盛なので楽に栽培でき、少々害虫に食べられても収量は確保できる。暑い季節に種を播けば、早取り収穫は2〜3週間で、通常の収穫は1ヶ月で可能であり、何回も刈り取りができる。また、収穫期間も長いので夏場の葉物野菜として重宝する。空芯菜は、もともと水辺に生育し、茎が中空なので、茎を水面に浮かせることができるため、湿地で多く栽培される。乾燥気味の畑でも生育するが、茎が固くなりやすいので、なるべく湿った場所を選んで栽培するとよい。乾燥しやすい畑では、密植栽培とすると、水分保持に効果がある。また、水田のような地下水位の高い場所でも栽培可能であるため、転作作物としても注目されている。
 原産地は、中国南部〜熱帯アジアで、ヒルガオ科サツマイモ属。
空芯菜の花空芯菜の花は、朝顔の花に似ていて、空芯菜の別名に朝顔菜(あさがおな)というのもある。写真の花は白色であるが、淡紫色もあるという。[写真2009/10/12]
・ヒルガオ科の野菜といえば、サツマイモと空芯菜くらいである。サツマイモの茎と葉は、太平洋戦争直後にはよく食べられたそうだ。
・10℃以下では生育が低下し、霜に遭うと枯れる。

エンサイの品種、種の購入
 エンサイの品種には、葉が太く短い「大葉(広葉)系」と、葉が細く長い「細葉(小葉、柳葉)系」の品種があるが、作り方や収量には、ほとんど差がない。タイ国では、細葉をパックブンチーン(中国空芯菜)、広葉をパックブンタイ(タイ空芯菜)という。
 エンサイは、つるが伸びるが、つるなし品種もある。
 フタバ種苗からは、生でサラダで食べられるとして「なつサラダ」(つるなし)が販売されている。なお、トーホクではエンサイを「夏菜」、「朝顔菜」という名前で販売をしている(ちなみに、ニチノウでは、夏菜は「ふだん草」のことである)
 私は全商品定価の半額となっている国華園の激安タネで購入した。


うちな〜育成 なつサラダ フタバ種苗 : 細葉種、極立性(つるなしタイプ)
【特徴】クセが無く生でサラダとして口当たりが良い。ホウレンソウのように畑でも栽培できる、つるなしタイプの品種。若い取りするので、収穫まで2〜3週間と短期間であり、数回の刈り取りが可能。また、刈り取りを繰り返しても立性として回復する。非常に暑さに強く夏場の葉やさいとして重宝する。サラダ以外にもいろいろな料理に利用できる。
【育て方】発芽には25〜30℃の高温を必要とします。日当たりの良い畑やプランターへ直播します。スジ播きで密植栽培とし、極端に乾燥させないようにします。収穫は、地際より7cmくらい残し繰り返し刈り取り収穫します。サラダとする場合は播種後2〜3週間の若獲り収穫とします。液肥500倍液を10日に1回施します。
※フタバ種苗では、エンサイは2種類売っていて、なつサラダの他に、「つるなしエンサイ」もある。なつサラダは、サラダ向けという位置づけなのだろう。

パリパリ夏菜 悟空〜歯ざわり感抜群の栄養豊富な中国野菜〜トーホク:細葉種、つるあり
【特性】暑さと湿度に極めて強い、東南アジア原産の野菜です。夏ならば1ヶ月の短期間で収穫できます。そのパリパリとした食感は本場中国でも広く親しまれています。
【発芽適温】約25℃
【作り方】発芽温度が高いので十分に暖かくなってから播いてください。種はあらかじめ一晩水煮浸しておくと発芽しやすくなります。茎葉が20cm位になったら株元から随時収穫しましょう。強火でのニンニク炒めが最高で、パリパリという歯切れの良い食感を味わうことができます。
【種の購入例】2012年 内容量25ml、購入価格税込280円

種子粒数
 10mlで約140粒

種まき
 発芽適温は25℃以上なので、充分に暖かくなってから播く必要がある。露地の種まきは、冷涼地では5月下旬、中間地では5月上旬、暖地では4月下旬、沖縄では4月上旬頃からとなる。

自家採種
 空芯菜は、短日条件で花芽が形成(9月後半)されるため、日本では、沖縄県など冬が温かい地方だけで自家採種が可能なようである。

種の寿命
 常温で2年らしい。私の経験では、乾燥剤を入れて常温保管で、翌年も問題なく発芽した。

【害虫】
イモキバガの幼虫エビガラスズメの幼虫オンブバッタなど

空芯菜の花外密腺
 クロヤマアリが空芯菜にたくさん来ていたので、アブラムシでもいるのかと思って探したが、虫は何もいなかった。クロヤマアリの行動を観察したら、葉のすみずみにまで歩きまわっているのだが、葉の裏側の付け根部分で、止まり、何かをなめているようだ。その部分には突起物はなく、逆に葉が薄くなっていた。同じヒルガオ科のサツマイモに花外密腺があるから、空芯菜にも花外密腺があるのであろう。
参考)サツマイモの花外蜜腺に集まるアリの捕食能力(寄生・捕食・生物的防除)


栽培記録 2011年
6月5日 種まき
6月12日 出芽5割
8月10日 初収穫。茎が60cmほどに伸びており、2週間くらい前から収穫できる状態だった。

空心菜 栽培記録 2010年

無肥料、不耕起クウシンサイのタネは、前年に購入したもの。。
5月22日 前日から浸水しておいた種を、1ヶ所あたり4粒、株間40cmで播種した。
6月6日 2週間前に播いた種は発芽率25%だったが、今日、出芽したばかりの種もあったので、もう少し出芽するかもしれない。出芽率が悪かったのは、昨年の種だったことか、気温がまだ低かったのだろうか。一晩水浸した種を追加で20粒播いた。
9月1日 初収穫。茎長が30cmほどになったので、先端をほんの少しだけ摘んだ。
クウシンサイ無肥料9月19日 無肥料のうえ地力もなく、土が乾燥していたので育ちが極度に悪かったが、土が湿ってきて、ようやく葉が茂った。希望は8月上旬にこれくらい育って欲しい(化学肥料を施せば、簡単なのだけれど。。。)


初めての空心菜 栽培記録 2009年

種:国華園 エンサイ(10ml) 1袋 100円
生産地台湾、2008年11月現在発芽率80%以上
【品種特性】性質強健で生育旺盛、栽培容易な品種です。先端の柔らかい葉を2〜3枚収穫してゆくと次々とわき芽が発生し続け、長期にわたり採収できます。先端の柔らかい葉を2〜3枚収穫してゆくと次々とわき芽が発生し続け、長期にわたり採取できる。
【栽培方法】タネは皮がかたいので、一晩水に浸して吸水させてからタネまきします。5月〜7月上旬に株間10cm以上になるように1ヶ所に4〜5粒ずつ点まきし、覆土は1cmにします。または、30cm間隔で3条のスジまきします。本葉が4〜5枚になったころに1本に仕立てます。水を好むので乾燥には注意してください。草丈が20cmのころ、株元の5〜6節を残してやわらかい部分を収穫します。摘みとった下からわき芽が出てくるので、また収穫できます。
冷涼地:播種 6月上旬〜7月上旬、収穫7月下旬〜10月上旬
中間地:播種 5月上旬〜7月下旬、収穫6月下旬〜11月中旬
6/6 播種 発芽率100%
6/20 葉数2,3枚。化学肥料を追肥
8/8 初収穫。先々週から収穫できたのだけれど、大きくなってからと思っていたら、80cmくらいに伸びていた。
空芯菜8/16 メヒシバの日陰になっていたので、メヒシバを倒しておいたところ。夏草は実を付け、伸びる力はないので刈らなかった。
9/23 雨が降らずに乾燥したためか、だんだんと新芽が伸びなくなってきて、新芽の葉も小さくなってきた。今日は10日ぶりに収穫。
10/12 新芽はすごく小さく、堅くなってきた。今年の収穫は最後かもしれない。空芯菜の白い花が咲いていた。オオヨコバイが目立つ。
10/31 うちの畑の空芯菜は、花は咲いているけれど、葉が黄色くなってきてもう収獲はできない。うちの畑と同じ頃に播いた親戚の畑では、まだ青々としていたし、葉の量も多く、地上部の量は2倍くらいも違っていた。うちの畑は、乾燥気味だけれども、親戚の畑は水田地帯にあるから湿地の好きな空心菜に適しているのだろう。

2012.06.06 Wednesday | 野菜栽培 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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