週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

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自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


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 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


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スイスチャード(フダンソウ)の栽培
春のスイスチャード・スイスチャードは、アカザ科、和名は不断草(フダンソウ)。沖縄県では「ンスナバー」と呼ばれる。他の葉菜類が栽培しにくい夏でもよく育つ野菜。スイスチャードは、砂糖を取るための甜菜(テンサイ)、太った根を食べるためのビート(ビーツ)と同種である。葉軸の色は、赤・黄・白・ピンク・オレンジがあり、ミックスされた種がよく売られている。赤いスイスチャードの色素は、アントシアニンではなくベタライン類。
フダンソウうまい菜の出芽 種は、1〜4粒の種が固まった状態(球果、種球)になっている。そのため、1個で2〜3本が発芽する。左の写真は、3本が発芽したところ。
・収穫は、播種後30日くらいの小さな株をサラダに、60日くらいで本格的に収穫、アク抜きのためゆでて、水にさらす。大きな株にするほどアクは強くなる。アクはシュウ酸。
・スイスチャードなどのアカザ科(アカザ、ホウレンソウなど)には、水溶性シュウ酸塩(シュウ酸水素ナトリウムなど)が含まれる。
スイスチャードの抽苔 スイスチャードは5月に背の高い花茎を伸ばす。花は小さく目立たない。写真2010/6/5
スイスチャードのアブラムシ アカザ科のスイスチャードに寄生するアブラムシには、モモアカアブラムシ、ギシギシアブラムシなどがいる。左の写真は、葉裏や花茎などにコロニーを作って多数寄生していたアブラムシで、種類は不明。右下にはテントウムシの黄色い卵が写っている。アブラムシの天敵のテントウムシ成虫・幼虫、クサカゲロウの幼虫もいた。[2010/6/5]
優曇華の花 写真は、種を採るために残しておいたスイスチャードの花茎に、細い糸のような先に小さな白い卵、クサカゲロウの卵がたくさんあった。クサカゲロウの幼虫は、アブラムシを食べる。[2010/5/30]
コクロヒメテントウの幼虫 白い虫は、コクロヒメテントウの幼虫で、アブラムシを食べる。白いのは、分泌したロウ物質で、カイガラムシに偽装してアリの攻撃を防いでいるという。

スイスチャードの自家採種
スイスチャード茎アップスイスチャード全景
スイスチャードの自家採種した種 他家受粉なので複数の株を用意する。翌年の春に花を咲かせ、7月頃、種の塊(種球)が茶色くなったら採種する。左の写真は自家採種した種である。


スイスチャード アイデアル
七色がミックスされている
フダンソウ うまい菜
茎が白く葉は肉厚

スイスチャードの栽培記録 2009年

種:国華園 健康野菜スイスチャード赤 1袋 (5ml) 95円
品種特性:葉はホウレンソウと同じように調理でき、茎は炒め物にも適します。美しい赤茎は観賞用としても楽しめます。おしゃれな洋風畑にもってこいです。
寒冷地:まきどき 4月中旬〜9月上旬、収穫5月中旬〜11月中旬
播種:播く前に一昼夜水につけておく
播種1回目
7/18
 播種。播く前に一昼夜水につけておくのは面倒なので、そのまま畑に10cm間隔で点播き。3日連続、水をやり、その後は、晴れずにくもりか雨が続いた。翌週みたら、発芽率は9割くらい、激しい雨のためか折れたようになっている芽もあった。
スイスチャード8/16 播種後1ヶ月のスイスチャード。母がいつの間にかきれいに草を抜き取っていた。
スイスチャードの葉を食べる蛾の幼虫9/5 種類は分からないが口から糸を吐いていたので、蛾の幼虫だと思う。1株だけに数匹ついていて、この株はボロボロになって食べられなくなっていた。幼虫は、葉と葉を糸でつむいだ間にひそんでいたり、食害中だったりした。指でつまむと口から糸を吐いていた。アカザ科を食べる幼虫は何だろうか?
→幼虫を補殺せずに放置しておいたが、食害量はたいしたことなく、2週間くらいで幼虫はいなくなっていた。

10/12 初収穫。若い葉だけを収穫して、サラダとゆがいて食べた。サラダでは、苦みが強く、のどの奥がかゆくなってしまった。ゆがいたスイスチャードの葉柄の部分は甘みもあって、それなりに食べられたけれど、のどのかゆさが1時間くらい残ってしまってしまう。。。播種後、80日も経っていると、若葉でもアクが強いらしい。来週は、よくゆでて食べよう。
スイスチャードの紅葉10/17 先週まで葉は緑色だったが、すっかり赤紫色になって紅葉していた。
スイスチャード12月12/20 霜柱ができるほど寒くなったが、スイスチャードの中心部の葉はまだ元気だ。中心部の葉をゆでて食べてみたら、甘さもあるがえぐみがあり、それほどおいしくもなかった。
2/7 12月よりも外葉が多く枯れてはいるが、それでも中心部の葉は元気で葉先も枯れていない。
スイスチャード冬越し3/8 スイスチャードには、この地の冬の寒さは全く問題なかった。播いたなかに1株だけ葉が緑色のものがあり、冬の間も色は変わらなかった。
スイスチャード4月4月17日 紫だった冬の葉は、緑色の葉に変わった。スイスチャードの鮮やかな葉柄のオレンジは、春の畑でもまぶしい。
5月5日 花茎が葉の高さまで伸びていた。
5月から花を咲かせて、すさまじい数のアブラムシが寄生していたが、6月中旬頃になって、暑くなったせいであろうと思うがアブラムシはいなくなった。
8月1日 種球がほとんど茶色くなったので、採種した。5,6株あり、そのうち1株は茎が緑色であったので赤色と交雑しているだろうから、区別せずに採種した。種を播いてから採種するまで丸1年もかかった。

播種2回目
スイスチャードの播種9/5 種は水浸せずに、そのまま2列に播種、20cmごとに1粒づつ点播き、無耕起、無施肥。土は堅いけれど、葉物野菜なので、大丈夫だろう。
9/13 1割しか発芽していない。先週は雨が降らず、種を水浸していなかったためだろう。
スイスチャード肥料不足40日前に播種したのに、まだ草丈3cmほどにしか育っていない。地力不足なのに施肥していないし、もう寒くなってきたから、収穫は望めないだろう。
翌年の4月になっても草丈が3,4cmくらいしかないので、栽培は終了した。

スイスチャードの栽培記録 2010年

種:国華園 ツケナ うまい菜 数量15ml 購入価格75円
品種特性:
 耐寒性、耐暑性にすぐれ、丈夫で栽培しやすいので家庭菜園に最適です。青菜の少ない夏や冬に収穫できる栄養豊富な野菜です。
発芽適温:
 20℃〜25℃
寒冷地:まきどき 4月上旬〜9月上旬、収穫5月中旬〜11月上旬
中間地:まきどき 3月上旬〜10月下旬、収穫4月下旬〜12月下旬
栽培方法:
 1年中播けますが、春播き、秋播きが適しています。種子条播きし、最終株間15cmくらいにします。発芽したら間引きはじめ、最終的に株間15cmになるようにします。
生産地:岐阜県 2010年5月現在発芽率70%以上
9月26日 種まき。冬にはホウレンソウがあるので、うまい菜の出番はないと思うが、種を買っていたので播いた。
10月10日 発芽は良好だったが、虫に食べられて、残っているのは3割くらい。

2010.09.30 Thursday | 野菜栽培 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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