週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

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自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


自然農・栽培の手引き
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 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


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ダイコンの栽培
 ダイコンは100種以上もの伝統品種があり、形や大きさも豊富であり、色も白の他に、緑、黒、赤、紫がある。秋、冬ばかりでなく、夏に栽培できる品種もある。商業的に多く栽培されているのは、F1品種の青首の耐病総太りである。ダイコンは、アブラナ科ダイコン属。
 江戸時代以前には主食は雑穀の他に大根が主食のひとつとしても食べられたようであり、昭和30年代までは野菜の栽培面積で最大だったのは大根であった。

固定種は豊富にあるが、いくつか紹介すると、
・美濃早生:夏ダイコンの代表的品種で江戸時代末期に生まれた固定種。みの早生は、春まき、夏まきができる。
・吸込二年子大根:抽苔が非常に遅く、根が地上にほとんど露出しないため寒害に強いので翌春に収穫できる。白首で、根長は60cm。育ちは遅く肉質は締まる。
・時無し大根:抽苔しにくい大根の代表種。早太りの早生種。厳寒期の寒さにもよく耐える。
・支那青大根(ビタミン大根):露出部分は芯まで緑色、デンプン質が多く甘みが強い。根長20〜25cmの小型大根。
種まき
 週末にしか農作業をしない場合には発芽させることが重要なので、土が乾燥しやすい8、9月は、種を濡れた紙に2日間ほど包んでおいてから種まきをすると、発芽しやすいだろう。ダイコンの種は、アブラナ科の中では種が大きいので、湿っていてもなんとか種を播ける。大根の種を播く深さは、1儖未任睫簑蠅覆出芽するので、浅く播かないようにする。

ダイコンの自家採種の方法

ダイコンの花アップ ダイコン以外のアブラナ科との交雑はしないので、自家採種は比較的容易である(ちなみに、カブはアブラナ属で、ダイコンはダイコン属)。ダイコンは冬を越して春になると花が咲く。写真のダイコンの蕾にはたくさんのダイコンアブラムシが寄生している、撮影2010/4/10
 11月になったら、ダイコンを抜き取り、望む形質の母本を選定する。ダイコンは、他家受精、近交弱勢が著しいので、母本は15本以上が望ましい。定植は風に倒されないように30cmほどの間隔にし、葉を付けたまま首元まで土に埋める。風に倒されないよう、ある程度支えあうような配置にする。なお、根が非常に長い守口大根は、根の部分の3分の2を切り落としてから定植するという。紅芯ダイコンのように切らないと中が分からない品種では、母本選定の時に一部を切断しても、数日間乾燥させてから定植すればよい。
ダイコンのサヤの鳥害鳥害
 ダイコンのサヤは鳥害を受けやすい。種が大きいので、鳥にとっては効率よく量を得られるのかもしれない。一般的には、鳥よけのネットを張る。写真は、鳥害を受けたビタミン大根のサヤ[2010/6/19]

ダイコンのサヤと種脱粒
 大根の種は、他のアブラナ科野菜に比べると、脱粒しにくい。サヤを袋に入れて、棒で叩いたり、踏んだりするようだが、私は量が少ないのでひとつづつ手で種を取り出している。

ダイコンの害虫(ハイマダラノメイガ、カブラハバチ)

ダイコン栽培記録 2012年

種:国華園 女山三月大根
品種特性:紅色と白色の肌が美しい大根です。根重1.5kg前後、根長約40〜60cm前後。肉質緻密で甘みがあり、煮物、漬物に最適です。
栽培方法:条間45〜60cm、株間20〜30cmを目安として3cmほどの穴を開け、1ヶ所にタネを3〜5粒づつ播き、暑さ1〜2cmほどに覆土します。間引きは本葉が5〜6枚ごろまでに行い、1本立ちにします。発芽したら数回に分けて間引き、本葉6〜7枚で1本にします。
数量:10ml 生産地:佐賀県 購入価格税込:125円

ダイコン栽培記録 2010年

ビタミン大根の自生え
ビタミン大根自生え8月8日 前年に栽培したビタミン大根のこぼれ種が発芽していたので、覆っていた草を刈って、大根の芽に光が当たるようにした。ナガメに葉を吸われて白点がたくさんあった芽もあったが、虫に食べられていないキレイな芽もあったので、今後の生長が楽しみである。
→9月上旬 雨が全然降らず乾燥したためか全てなくなっていた。

ビタミン大根
9月18日 種播き。昨年の種。
11月6日 間引き、太さ1.5cm。葉を塩もみにして食べたらおいしかった。先日、化学肥料をたっぷり使って育てられた大根の間引きを採りたてでもらったので、同じように塩もみにして食べたら、土臭いようなエグい味で食べられなかったが、根のほうは普通に食べられた。

時なし大根
1回目
8月22日 3年前の種を播く。播く深さが5ミリで浅くしてしまった。
8月28日 発芽したのは1割以下だった。激しい雷雨があったので、種が流されたのかもしれない。
9月11日 土が乾燥し弱っていたうえに、オンブバッタやヒメナガメに食害されて全滅した。

2回目
9月1日 3年前の種を播く → 5割程度が発芽していた。
時なし大根の初収穫10月24日 小さな芽のうちに、虫にほとんど食べられてしまって、残っているのはわずかしかない。根の直径が3僂らいに太ったので、初収穫。きれいな緑色の葉がおいしそうだ。ダイコンを播いた場所は、ニンジンを自家採種した跡地だったので、こぼれ種のニンジンの小さな芽がいくつも生えていた。
時なし大根3年前の種12月25日 収穫した。無施肥だったが、太さ6僂曚匹砲覆辰拭


おでん大根 味福
種:トーホク交配 おでん大根 味福

特徴:味がしみこみやすく「おでん」などの煮ものに最適です。病気にも強く、す入りが遅い短い品種で、家庭菜園でもかんたんに作れます。

発芽適温:25℃

作り方:水はけを良くするため高うねにして、1儖未凌爾気砲泙ます。間引きは2〜3回に分けて順次行ない、本葉5〜6枚で1本にします。さらに風で苗が振り回されないようしっかりと土寄せします。最後の間引きの時に化成肥料を追肥します。タネまき後に強い雨で表面が固まり、芽が出ないことがありますから注意してください。

中間地:まく時期8月中旬〜9月下旬 → 収穫期10月中旬〜12月上旬
10月3日 2年前の種を播いた。畝6LE
10月10日 発芽は良好だったが、虫に食べられて1割も残らなかった。芽がないところに、再び、播いた。
10月17日 周囲に雑草がたくさん芽生えているためか虫には食べられず、ほとんどの芽が残っている。

ダイコン栽培記録 2009年

2009年は、抽苔が遅い"時なし大根"と中まで緑色をした"ビタミン大根"を栽培した。
種:トーホク交配 時なし大根 宮の泉 春・秋まける白首ダイコン ¥420
特性:とう立ちが非常に遅く、春まきと秋まきができる揃いの良い大根です。根はクサビ型で細長く、肉質が硬く辛味の強い品種です。
作り方:株間30cm、条間45cm、3〜4粒づつ播種
発芽適温:約25℃
中間地:春まき播種3月中旬〜5月中旬 → 収穫5月中旬〜7月下旬
 秋まき播種8月中旬〜11月上旬 → 収穫10月中旬〜翌年6月上旬

2007年11月現在 発芽率85%以上
8/16 化学肥料使用。畝8N
 種は昨年の余ったもの。小石が多いので、点播きする場所だけを20cmほど耕起して、ついでに化学肥料をひとつまみ施肥してから、1ヵ所に4粒づつ種まきをして、青草で覆った。昨年の種なので発芽率はどうかな?降雨が数日なさそうなので、無耕起のほうが、土壌水分を保持するには良かったかも。来週は、無施肥、無耕起で播種し、今回の播種と比較してみよう。無施肥だとダイコンの葉の色が薄くなり、それが健康な色らしい。3,4cmくらいの小石が1ヵ所あたり2,3個あると思うので、無耕起だと形が悪いダイコンになりそう。「化成肥料などの株元への多用」も又根の原因になるらしい。

8/22 発芽率 3割 覆っていた青草が地面から離れていたので、ひょろ長く徒長していた苗もあった。コオロギ?に食害された跡もあって、まともに双葉がそろっているのは1割くらい。
8/23 発芽していないところに追加で播種、というかほとんど播き直しみたいな感じ。
8/29 2週連続で播いたところでも、1本も残っていない箇所がある。双葉が食べられて茎だけになっていたり、雨が降らないので発芽しなかったようだ。また、追加して3粒〜6粒播種した。
ダイコンの芽播種2週間後のダイコンの苗。土がカチカチになっている。

9/5 先週の播種は、発芽率4割。これでようやく、1ヵ所あたり、1本以上の苗ができた。

時なし大根 播種から1ヶ月後9/20 よく育った株は、根の直径が1cmほどに成長した。ダイコンシンクイの食害がまだ治まっていないので、間引きはもう少し大きくなってからにしよう。

時なし大根の間引き菜10/3 ダイコンシンクイの食害を乗り越え、大きいものは根元が4cmほどに太った。普通は小さなものを間引くけれど、間引き菜を食べたいので大きなものから間引いた。

生長点が2か所あるダイコン10/25 ダイコンシンクイにかなり食害されて、しかも根が地中から浮き上がっていて、もうダメかと思った苗だったけれど、抜いても周りに周りに作物はないから、放置しておいた。そんな状況だった苗でも、いつの間にか成長し、写真のような姿になった。なんと、ダイコンシンクイに食べられた脇から新たな芽が2か所できて、2か所から葉が伸びているのだ。ただ、残念なことに縦に大きなヒビが入っていたので、収穫した。なお、写真は抜いた状態ではなく、生育していたままである。

ダイコン母本選定1/10 大きなものから収獲してきたので、残っているダイコンは小さいものが多いが、その中で良さそうな5本(それでも根径5cmほど)を母本に選んだ。2本は根が折れているが、このまま定植する。F1種なので自家採種した種は揃いが悪いだろうし、数年かけて固定するつもりもないが、自家採種の練習をする。

ダイコンを自家採種のために定植1/10 ダイコンの葉を付けたまま、首元まで土に埋め、根の周りを押して土と密着させるようにして定植、株間は40cm程度。


8/22 無施肥、無耕起栽培。畝10N
ダイコンの播種、無耕起栽培 無施肥、無耕起で播種、1ヵ所に6〜8粒づつ点播き。ジャガイモの跡地で夏の間ずっと草に覆われていた場所だったが、土が堅くて、木の棒を地面に刺すのに苦労するほどだった。1回くらい草を生やしただけでは、土は堅いままなのかとがっかり。耕起して小石を除くには、暑すぎて体力がなかった。

8/29 追加でダイコン播種、1本も発芽していない箇所がある。双葉が食べられて茎だけになっていたり、雨が降らないので発芽しなかったようだ。生存率2割程度。

9/5 先週の播種は、発芽率4割。これでようやく、1ヵ所あたり、1本以上の苗ができた。でも、食べられた苗のあとがいくつもあるので、どれだけ残るか心配。

大根無施肥12/20 あまり間引かなかったので1カ所に3本くらい育っている。太さ4cmくらいになったので収獲、しっぽのほうは又根になっているけど、しっぽは食べてもおいしくないから、不耕起で問題なし。

4月10日 ビタミン大根や葉ダイコンは、花を咲かせているのに、この時なし大根宮の泉は、まだ蕾すら見えていない。根の直径が3cmほどの小さなダイコンが残っていたので試しに食べたところ、スは入っておらず、みずみずしく、甘みもあった。これほどおいしいとは思わなかった。小さかったことで凍害を免れたのか肩の部分もしっかりとしていた。時なし大根 宮の泉は交配種だから、来年は固定種で抽苔が遅い品種を選ぶつもり。

時無し大根4月末4月25日 まだ抽苔していない。根の直径が10cmほどに太った大根は、芯が腐っていたが、6cmほどの大根はスも入っておらず食べられる。今の時期にはありがたい。

7月3日 ビタミンダイコンより2週間ほど遅れて種が採れるようになったが、面倒なので採種はしない。

種:国華園 ビタミン大根 15ml 125円
種を少し数えて推定したら、約千粒くらい
(以下は袋に書いてあった説明)
品種特性:ビタミンが豊富な緑色大根で、非常に栽培しやすく家庭菜園に最適です。根は20〜25cm程で、根の2/3が地上に露出します。
発芽適温:15℃〜30℃
冷涼地:播種7月下旬〜8月下旬→収穫9月上旬〜12月上旬
2009年4月現在 発芽率85%以上 生産地:イタリア
9/6 播種 畝2C
株間30cmで3粒づつ播種。

9/13 播種した時に水やりをせず、5日間晴れが続いたが、それでも6割が発芽していた。

ビタミンダイコンの幼苗9/27 葉の色が薄く肥料不足のようだ

10月中旬 油粕を施した

ビタミンダイコン11/7 根の直径が2cmほどになった。他の品種の葉は立っているのだが、ビタミンダイコンの葉はロゼット状になっている。中心部の葉が短いので葉を食べるには量が少ない。青首ダイコンは寒さに弱いからロゼットになったのだろう。

ビタミンダイコン12/13 ビタミン大根の初収獲。根径4-5cm、根長さ15-20cm。寒くなっても白首大根は生長しているのだが、このビタミン大根は生長している感じがしないので、小さかったけれども収獲した。9月上旬に播種したが、来年は、もっと早く8月上旬に播こう。

1/23 葉が少なくなっている株は、凍害でダイコンの肩がスポンジ状になっている。葉が多い株は、凍害はまだ軽いが、甘味が少なくなっている感じがする。
ビタミンダイコンのタネが熟した株6月19日 大根の肩が露出していたので凍害で腐ってしまうかと思っていたがのだが、無事に冬を越して種が熟したので、自家採種した。サヤは、鳥害(たぶんスズメ)がつついたらしく、3割ほどが被害を受けていた。5,6本のダイコンを残しておいたので、鳥害にあっても十分な量の種が採れた。ただ、畑には他の品種のダイコンもあったので、交雑しているかもしれない。

葉ダイコンの栽培記録

 葉ダイコンは、葉を食べる目的で栽培される大根。専用の品種がある他、普通のダイコンの若い葉も食べられる。葉ダイコンも大きくなると根が太る。

・収穫:バラ播きし、間引きながら収穫できる。播種から収穫までは、春播きで40日、夏播きで20〜25日程度。収穫が遅れると筋っぽくなるので、葉の長さが25cm位までに収穫する。

・葉もの野菜なので、葉が汚れないように、必ず草を敷いておく
種:日光種苗 つまみ葉ダイコン 157円
特性:草勢強健、耐寒性強く、年中栽培できます。生育早く、プランターでも手軽に作れます。葉は鮮明な緑色を帯び、茎は淡緑色を帯び、共に柔らかく風味があり、ビタミン等の栄養素を多く含んでいる新鮮なヤサイです。
作り方:厳寒期を除いていつでも栽培できます。播種はバラまきし、発芽後生育に伴い間引きながら収穫します。
発芽試験:H18.5 内容量:500粒
2010年の葉ダイコン栽培記録
1回目
4月24日 4年前の種を播種。古い種なのに覆土厚を1cmにしてしまい、注意力不足だ。10cm間隔で1粒づつ
→発芽したものの雑草に埋もれさせてしまい、消えてしまった。
2回目
9月11日 4年前の種を播種。


2011年のダイコン栽培記録
8月27日 おでん大根味福の種まき、3年前に購入した種。条播きをする部分だけ深さ10cmくらいに鶏糞を元肥にしました。→雨がよく降っていたので、発芽は良好。短根種なので長さは30cmほどですが、太さ7,8cmくらいになり、慣行栽培程度の大きさに育ちました。今回は、鶏糞を元肥にしたので、よく育ったようです。


2009年の葉ダイコン栽培記録
9/5 播種 畝15NL2メートル2条 無耕起、無施肥
 3年前の種なので発芽率は2割程度かな?アブラナ科にしては種は大きめなので種の寿命が少しは長いことを期待して、とりあえず、10cm間隔で点まき。
9/13 全部で7本しか発芽していないが、今日発芽したような芽もあった。
9/19 3年前の種でも4割程度が発芽した。
葉ダイコン播種50日10/24 葉ダイコンは草丈20cmくらいに成長した。無施肥なので成長が遅いようだ。

葉ダイコンの根が太った11/28 葉を食べずに育てていたら根が3cmほどに太くなっていた

ダイコンの花4月3日 ダイコンの直径は4cmほどに育ち、白い花を咲かせた。




2011.11.10 Thursday | 野菜栽培 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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