週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

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自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


自然農・栽培の手引き
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 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


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トマトの栽培
 品種は、F1一代雑種が多いのだが、大玉にもミニトマトにも固定種はいくつかある。

自家採種のやり方
 自家受粉するので自家採種は容易。昆虫などによってわずかに交雑し、品種によって交雑率は異なるが、花柱が長い品種では5%程度、短い品種は1%程度という。家庭菜園での自家採種は、他の品種とは数メートル離して栽培し、中心部に植えたトマトから種を採る。F1交配種でも数代の自家採種である程度性質が固定できる。
種まき
 発芽は10〜35℃。トマトは果菜類の中では低温に耐える。生育温度は5〜40℃で、5℃以下では障害を受け、10℃以下で地上部の生長が抑制され、13℃以下で根の伸張が停滞する。ハウス栽培の育苗では、最低気温の限界は8℃。最適温度は昼気温25〜30℃、夜気温10〜15℃。育苗60日間
 自然農・栽培の手引きによれば、種降ろしは川口由一氏の住む奈良では4月10日〜4月末だという。旬ごとの平年の平均気温(気象庁)を奈良と私の住む群馬で比較してみると、ほぼ同じであった。
   4月上旬 中旬 下旬
奈良  11.1  13.3 15.2
前橋  10.8  12.9 15.2


 日のあたる室内で育苗することにする。外気温より室温が5℃高いと想定し、最低室温10℃を確保するとすれば、最低外気温が5℃になる前橋市の平年は4月2日になる。なお、晩霜の平年値は4月1日。最低室温6℃であればいいと考えれば、もっと早く播種できる。ただし、外気温と室温の関係を調べていないので、朝の室温を確認する必要がある。と考えたのだが、ADSLモデムの上なら暖かくほぼ一定温度、20-25℃なので都合がいい。

●ミニトマト固定種
・ステラミニトマト:裂果が少なく甘い。タカヤマシード1992年発表
・シュガーランプ:栽培しやすい。歴史のある品種。
・レッドペア:洋ナシ状の形。
・イエローペア:洋ナシ状の形で黄色。さっぱりした味。
・ワーンミニトマト:ポテンシャル農業研究所が、一代雑種の高糖度ミニトマトから固定。野口種苗、販売中止らしい。
・レジナ:主に観賞用で背丈が低い。

●大玉トマト固定種
・ポンデローザ:明治期に日本に導入された。果実は不整形だが、昔のトマトの味がする。
・世界一:ポンデローザ種の系統らしい。戦前から戦後にかけてよく作られていた。
・アロイトマト:F1桃太郎より固定された。

●ミニトマトのF1品種
・ミニキャロル:病気に強い。家庭菜園に向く。糖度8度以上
・アイコ:肉厚でゼリーが少なく、日もちがよい。病気に強く、育てやすい。裂果少ない。
・オレンジキャロル:糖度は9〜10度で甘み強く、独特の風味をもち、食味は非常によい。赤のミニキャロルに比べ収量が少なく、裂果しやすい。
・オレンジチャーム:味がよい。裂果しやすい。
・キャロル7:糖度8〜10度以上で甘み強く、果皮はやわらかく食味がよい。収量は一般のミニトマトの半分程度、異形株は遺伝的に10%程度発生する。

 母が10年くらい前から、自生えのミニトマト(オレンジ、黄)を育てていて、と言っても放任で、収獲しかしないのだが、あまりおいしくはない。そこで、今年は固定種の大玉「世界一トマト」とF1種のミニトマトを育てるつもり。世界一トマトを選んだ理由は、戦前から戦後にかけてよく作られていた品種で、昔のトマトの味がするというから。F1種は何年か自家採種を続けて育種をしてみたい。

世界一トマトの栽培記録

アタリヤ 世界一トマト

内容量3ml 210円(税込) 生産地中国 有効期限22年9月 発芽率85%以上
(数えたら種は379粒あった)

まきどき:中間地帯 3月下旬〜6月上旬

特性:全国どこでも作れるなじみ深いトマトです。桃色の大型果で外観、食味ともに優れる。丈夫で暑さに強く、上段までよく着果します。箱や鉢づくりなど家庭菜園でも十分作れます。

まきかたと手入れ
 家庭菜園でつくるには、気温が15℃位になってからまくと育苗が楽に出来、栽培しやすい。育苗は箱、プランター等を使い、水はけの良い軟らかい土をいれ5cmの間隔に2〜3粒づつまきつけます。ビニール等で保温し、本葉が2〜3枚で生育のよい株を1本立てとします。本葉が5〜6枚で植付けます。植え穴は油粕、化成肥料を一握り位づつ土とよく混ぜておきます。

上手に作るコツ:茎が太く節間のつまった良い苗を作る事が大切です。支柱を立て結び付け、脇芽は必ず摘み取る。

収穫:開花してから普通45日位で色づきます。充分着色してから、朝のうちに収穫します。
4/9 育苗するには遅くなったので、直播きしようと思っていたのだが、週間天気予報では来週は最低気温が3℃の日が2日もあり遅霜となるかもしれないので、4/17に種を降ろすつもり。
4月25日 今朝、かなり時期の遅い晩霜があったが、もう霜は降りないだろうから、種を播いた。
世界一トマトの出芽6月5日 種を播いてから、見ていなかったのだが、播いた種の3割が残っていたので良かった。

7月25日 雑草に何度か埋もれさせてしまったので、枯れた株もあり、1本だけが直径3,4僂里泙税鬚ぜ造鮹紊韻討い拭→次の週に見たら、実がなくなっていたので、カラスか何かに食べられてしまったようだ。
世界一トマト収穫8月22日 初収穫。世界一トマトの株は2本だけ残っており、そのうちの1本で、直径6僂曚匹凌べごろの実を収穫できた。食べてみたら、皮は少し固く、いまどきのトマトのような甘みではなかったが、中はやわらかく、ぎっしりと中が詰まっていて、おいしかった。露地で地這い栽培だけれども、裂果はしていなかった。1株に実は1個しかついていない。無肥料なうえに、何度も草に埋もれさせてしまったので、強い株だけが残っている。写真には2株写っており、左の株には熟していない実が1個ある。

自生えミニトマトの栽培記録

庭の鉢で3年前から、こぼれ種で栽培しているミニトマト。
自生えミニトマト開花6月18日 花が咲いた。鉢の土は、4年前まで生ごみを入れていたので、今でもふかふかしていて肥料は入れていないのだが、畑の土よりも格段に栄養分があるようだ。

7月23日 初収穫。土の中に5,6cmもあるコガネムシ類の幼虫が数匹もいた。かなり腐食があるのであろう。


2010.07.30 Friday | 野菜栽培 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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