週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

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自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


自然農・栽培の手引き
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 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


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ゴボウの栽培
 ゴボウは、遺伝子の変異の幅があまり広くなく、主に栽培されている品種は滝野川系と大浦系に大別される。サラダゴボウ(コバルトゴボウ、てがるごぼう等とも呼ばれる)は、種子に放射線を照射して突然変異を生じさせて育種したものであり、短根で、アクが少ないので生食ができる。ゴボウは自家受粉であり、品種は固定種ばかりである(私は交配種のゴボウ品種を知らない)。
滝野川:細長いゴボウの代表品種。
大浦:太くて短く中心部に空洞ができる。柔らかく風味が良い。
白茎型品種:主に葉と茎を食べる。茎が赤くなく緑色でやわらかい品種、根も食べられる。越前白茎が有名。
ゴボウは、キク科ゴボウ属。
種の寿命
 本州常温下での種子の寿命は、やや短く2年〜3年(近藤氏による)。貯蔵の良いものは5年もつ(自家採種ハンドブックより)。なお、古い種子は、生長が弱いために岐根になりやすい。種子の休眠は、3ヶ月以上。

自然農・栽培の手引きによれば、深耕しなくとも十分にゴボウは成長できる、という。慣行栽培では、深耕しないと、又根になったりするので、収穫時に引き抜くときに、根が切断されてしまったり、掘る時に苦労するとされている。

発芽
ゴボウの発芽・種子は硬いので、一昼夜、水に漬けておき、種皮には発芽抑制物質が含まれるので、途中で水を替える。
好光性なので覆土は薄くするとされているが、播種深度は2〜3僂適当という実験結果(参1)もある。ただ、地表が固まりやすい粘土質などでは、注意が必要であろう。

表 設定温度と発芽率、発芽期までの日数(参1)
設定温度 11 13 15 16 18 20 21 25
発芽率% 20 40 60 60 80 85 95 95
発芽日数 - - 14 10 10 8 5 5


表 は種深度と発芽の関係(ポット試験)多腐植質黒ボク土(参1)
は種深度()    1 2 3 4 5 6 8 10
発芽期まで日数(日) 9 9 9 11 13 - - -
発芽率(%)     93 95 88 90 63 35 7 0


参考1)十勝農試研究部園芸科、ゴボウの生育特性と施肥管理

生育温度
 生育適温は20〜25度で、3度以下になると葉は枯れるが枯死することはない(相馬博士の作物百科)とのことであるが、小苗の時にはどうなのであろうか。

自家採種
・播種翌年の7月頃に開花するが、十分に太くなっていないと抽苔しない。主に自家受粉するが、風や虫による交雑もある。

百日一尺ゴボウ栽培記録 2009年秋まき

種:国華園 百日一尺ごぼう 1袋 (10ml) 200円
種を数えたら 459粒あった。F1(一代雑種)ではないらしい。

2009年5月現在発芽率80%以上 薬剤処理:チウラム、キャプタン
品種特性:播種後100日程で、根長50cm位になる極早生品種です。香が良く、煮物、炒め物、サラダなどに最適です。
中間地:
 秋まき 播種 9月中旬〜9月下旬、収穫 5月中旬〜 8月下旬
 春まき 播種 3月中旬〜5月中旬、収穫 9月中旬〜10月上旬
発芽適温15℃〜20℃
栽培方法:種子は一昼夜水に浸けておきます。ゴボウはとくに連作を嫌うので、4〜5年はほかの作物を栽培します。深さ80cmまで耕します。うね幅60〜70cm、株間15cm〜20cmを目安に畑を作ります。
9/16 播種予定3日前、種を水に浸す。
9/17 途中何度か水を変えたけれど、種子消毒の赤い色はまだ残っている。種の外見は変わっていないが、種を濡れたティッシュの上に移動させた。
ゴボウの芽出し9/20 播種。畝C、耕起、剪定くず鋤き込み。条間40cm、株間20cmで点播き
 4日前から芽出しをしたので、半数くらいが幼根が出ており播種した。畝は、庭木の剪定くずを2年近く置いておいた場所。土はフカフカになっていたので、せっかくなので30cmくらい耕起し、ボロボロになった剪定くずを鋤きこみ、小石も取り除いた。畝立ては昨日からしているが、6メートル作るのに6時間くらいかかり、他の作業がはかどらない。上の写真で濡れた紙がピンク色になっているのは、種子の着色粉衣が溶け出したため。播種覆土は、5〜10ミリ程度にしてしまったが、まだ幼芽が出ていない種には厚すぎたかもしれない。

9/23 土曜日に追加播種するために芽出しを始める。
9/26 種を間違って捨てられてしまったので、追加播種できない。9/20に播種したものは、1割くらいが出芽していた。耕起したため、土が乾燥してしまっており、あまり出芽しなかったようだ。
ゴボウの出芽10/3 播種後2週間、本葉が出てきた。播いた種の7割くらいが育っている。
10/10 本葉は、まだ1枚。

ゴボウ11月11/7 本葉が3枚になった。虫に食べられたので、ゴボウは播いた種の4割くらいに減っていた。

ゴボウ12/5 先月からほとんど成長していないようだ。

ゴボウ越冬中1/17 厳寒期のため葉がほとんど枯れており、中心部の小さな葉だけが緑色をしていた。

春に再び葉を伸ばしたゴボウ3/13 2月には全ての葉が枯れたが、再び葉を伸ばし始めた

百日一尺ゴボウ5月5月3日 葉の長さが30cmほどになった。

百日一尺ゴボウ6月6月13日 5月末からほとんど雨が降らず、雑草は元気がない。

百日一尺ゴボウの収穫百日一尺ゴボウ収穫前
9月12日 初収穫。肥料は、昨秋と春に油粕を軽くふりかけただけだし、梅雨明けしてから雑草に何度も埋もれ、葉はあまり大きくならなかったので、たいして期待はしていなかったが、立派なゴボウが収穫できた。気温が高くて掘りとるのが大変で、ゴボウとしては短い根長50cmだけれども、根の下の方は抜けなかった。右上の写真が掘りとる前で、葉はオンブバッタによく食べられていて穴だらけ。

百日一尺ゴボウ栽培 2010年春まき

3/23 27日に播種予定なので種を浸水する。気温が低いので4日間では発根は無理だろうが、昼間は窓際で日光が当たるようにしておこう。
3/27 発芽していなかったが、播種した。20cm間隔で1粒づつ。来週までに雨が2回降る予報だったので、覆土は5ミリにしておいた。
3/29 朝、曇っていたが1cm積雪しており、昼にも雪がちらついていた。2日前にゴボウの種を播いたのだが、覆土は浅いので、凍ってしまうかもしれない。発芽するだろうか。
4月24日 4割が出芽していた。

大浦太ゴボウの栽培記録 春まき

種子:アタリヤ 美味ごぼう 短形大浦太 風味最高、掘りとり、かんたん 210円
(種袋の写真では、ゴボウはすっきりとした形になっており、改良されている印象)
生産地 岩手県 内容量 17ml 有効期限22年9月 発芽率85%以上

まきどき 中間地 3月下旬〜6月下旬

特性:ふつうの牛蒡と異なり短形で中太りの大型です。肉質は柔らかく独特の風味で、煮食用としておいしい牛蒡です。耕土の浅い所でも栽培出来、短いので掘取りが楽ですから家庭菜園に好適種です。

まきかたと手入れ:春まきで3月〜6月がまきどきです。日当たり水はけの良い場所をよく耕しウネ巾60cm株間15cmに3〜4粒づつ点まきし本葉2〜3枚の頃間引きして1本立とします。肥料は元肥に化成肥料を施し、生育中2回位、化成肥料を追肥に与えます。

上手につくるコツ:直根ですから耕土はなるべく深く耕します。水はけの悪い土地は高目に盛土して作ります。箱づくりには深めの容器で常に適度の湿りを保つ事が大切です。

収穫と調理:大型のごぼうですがまきつけ後80日頃から若ごぼうで収穫出来ます。太りすぎない間に収穫すると軟らかくて煮食用として、食味が良い。
3月29日 種をADSLモデムの上(温度21-30℃)に置いて芽出し。
4月2日 4日目に既に幼根が1〜1.5cm程度に伸びすぎており、こんな状態で播種しても根は真っ直ぐに伸びるのだろうか不安であるが、何事も経験だ。
4月3日 10cm間隔で1粒づつ播種した。半数程度の種子で種皮が外れかかった状態になっていた。畝1C
4月24日 8割が出芽していた。


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2010.07.29 Thursday | 野菜栽培 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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