週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

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自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


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 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


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アズキ(小豆)の栽培
 アズキは、温度や光に対する感受性により、夏アズキ、秋アズキ、中間型アズキに分けられ、気候や時期に適した品種を選ぶ必要がある。夏アズキは全国で栽培することができ、北海道は全て夏アズキである。秋アズキは、主に西日本で栽培されている。アズキの登熟には、冷涼な気候が適しており、夏の高温多湿での登熟は小粒で品質が悪くなりやすい。アズキの種皮の色は、登熟期に気温が高いと濃い色になり、低いと淡い色になる。アズキは、マメ科ササゲ属。

発芽
 「アズキ種子の大部分は、27℃の水に漬けると約4時間後に種瘤が膨らみ、36時間でほぼ種皮が切れ幼根が突出するが、この時に水を全く吸っていない種子は硬実とみなしている。手で脱粒すると硬実が数%生じるが、脱穀機を用いると0.2%以下に減少した。脱穀機の衝撃により硬実性が打破される(参1、p.68)。」

参考サイト)
1.北海道アズキ物語:書籍がPDFファイルで公開されており、歴史、栽培環境、品種、病害虫など非常に詳しい。
豆類基金 あずき:品種と播種時期、地域別栽培方法などが記載されている
奈良県菜園づくりQ&A集 小豆
相馬博士の作物百科 小豆:名前の由来や歴史など
網走農業改良普及センター 小豆の栽培:農家向け。北海道を代表する品種「エリモショウズ」などの品種特性など詳しい。
【収穫】サヤは、一斉に成熟しないので、茶色く熟したサヤから、順次、数回に分けて摘みとる。

アズキゾウムシ貯蔵中の豆に発生するアズキゾウムシ

ホソヘリカメムシホソヘリカメムシは、マメ科植物を吸汁する。

初めてのアズキ栽培 2010年

種播きの時期が適切でなかったらしく収穫できなかった。
種:国華園 あずき 100円(税込み)
数量 20ml 生産地 北海道 2010年1月現在発芽率80%以上
(数えたら、140粒入っていた)
【品種特性】
 暑さや病虫害に強く栽培容易な強健品種です。肉質に優れ、1つの莢に多くの実が入る豊産種です。
【栽培方法】
 播種の2週間前に、畑に苦土石灰、配合肥料、堆肥などをすき込んでおきます。酸性土壌を嫌います。種子は40cm間隔で3〜4点播きします。発芽し本葉4〜5枚の頃、2本を残して間引きします。乾燥に注意します。開花頃に追肥します。莢の色が黄色く変色したら収穫します。
発芽温度 18〜25℃
冷涼地 播種6月上旬〜7月中旬、収穫10月上旬〜11月中旬
中間地 播種6月中旬〜7月下旬、収穫10月上旬〜11月下旬
当地での播く時期がよく分からないので、2回に分けて播いた。
6月19日 1回目播種。株間40cm、覆土1cm、2粒づつとした。
アズキの出芽6月26日 出芽したばかりのようだ。写真は2株が出芽しているところ。
7月3日 2回目播種。1回目の播種では、9割出芽していた。
8月15日 ホソヘリカメムシが株あたり2,3頭いて、花の下の茎を吸っていた。
アズキ早くもサヤが茶色9月5日 種袋の説明では収穫は10月上旬以降のはずだが、6月19日に播種したものは、すでにサヤが茶色くなっているので、収穫してみたら、粒はものすごく小さく、またシワがよっていて、かなり未熟な状態でサヤが茶色になってしまったようである。7月3日に播種したものは、まだ花期であった。どうやら、播種の適期は7月上旬以降か、それとも夏アズキの5月なのか?
10月19日 1回目に播種したものは、完全に枯れてしまって収穫なし。2回目に播種したものは、緑色をしたサヤは付いているが、葉がほとんど枯れているので、収穫はできそうにない。購入した種は、品種名が分からず、夏アズキなのか秋アズキなのか分からないが、開花まで1ヶ月ちょっと(開花日を記録していなかった)だったようなので、夏アズキだと思う。夏アズキだとすれば、播種が遅すぎたのだ。来年は、アズキのことをよく調べてから種を購入するつもりだ。


2010.08.27 Friday | 野菜栽培 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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