週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

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自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


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 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


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ナスの栽培
自家採種
 ナスの花は、自家受粉するが、昆虫などにより3%程度の交雑率があるという。交雑を防止するには、「少なくとも10m隔てて栽培すれば、ほぼ交雑のない種子を採ることができる(自家採種ハンドブックより)とのことである。
 着果後の2ヶ月間で種が熟すので、生育適温の下限、平均気温17℃を下回るようになるまでの日数を確保できる時までに、優良な実を選ぶとよい。群馬県前橋市では平均気温が17℃になる旬ごとの平年値は、10月中旬であるので、8月上旬には種採り用の実を着果させておく。
 ナスは受粉しないと実が大きくならないのであるが、近年では「あのみのり(一代雑種F1)」のように受粉しなくても果実が自然に肥大する性質(単為結果性)を持つ品種も作出されている。
真黒ナスの実が熟した状態 ナスの紫色が褐色になり熟したら収穫し、日陰で軟らかくなるまで置いて追熟させる。写真の実は、樹上で熟して中身が溶け始めた状態だったので、簡単に果肉から種が取り外せた。
真黒ナスの採種用の実を割ったところ タネを取り出すには、採種した果実を皮ごとよくもむと果肉が溶けるので、十分柔らかくなったら水に入れ、水中でよくもんでタネと果肉を分離させる。
真黒ナスの自家採種した種 水洗いするとタネは沈んでいるので、よく洗って取り出し、天日に数日間あてて乾燥させる。1個の実で、種は数百粒ほど採れる。写真の種は1個の実から取り出した。
 自家採種の方法は、自家採種のすすめ 財団法人自然農法国際研究開発センター 農業試験場に詳しい。
・「発芽適温は、25〜30℃とされ、最低限界温度は15℃。ナスの種子は変温操作(昼間30℃、夜間20℃)をするとよく揃って発芽する。生育適温は、昼28〜32℃、夜間18〜25℃。最低限界温度は7〜8℃(タキイ種苗)」。嫌光性種子。
・ナスは連作障害がでやすい作物である。
・ナスの種の寿命は長命であり、5年程度

ナスの品種
参考サイト
なす、つる新 種苗店
特長あるなす品種とは何か!:全農グリーンレポート

初めてのナスの栽培

種:国華園 ナス 埼玉早生真黒(しんくろ) 125円
品種特性:濃黒果皮の中長ナスで料理の幅広く、栽培しやすい。

栽培方法:種子はポットに播き、発芽適温に地温を維持して育苗します。ナスの種は嫌光性なので、種が隠れるように5mmほど覆土します。発芽するまで乾かさないようにします。本葉7〜8枚の苗に仕上げ、最初の花が咲く頃を目安に、地温を確保して植えつけます。50cm間隔で定植します。月1〜2回の割合で追肥します。1番果は太らせず、早めに収穫します。

発芽温度:25〜30℃
中間地 播種2月下旬〜5月下旬 収穫6月上旬〜11月上旬
温暖地 播種2月中旬〜5月下旬 収穫6月上旬〜11月上旬

数量 1ml(数えたら94粒入っていた) 生産地トルコ 2009年12月発芽率75%以上
・4月28日 種を濡れた紙に包み温かいルーターの上に置いた。発芽させる時期が遅くなってしまった。
・5月2日 種まき。吸水から4日後、20粒のうち14粒発根し、幼根3ミリになっていた。
真黒ナス6月26日の写真
・7月25日 ようやく小さい実を付けた。株の負担を減らすために収穫したので、実は3,4cmしかなかったけれど、中の種がちょっと黒ずんでいたから、もっと早く最初の実は摘んでおくべきだったのかもしれない。
真黒ナスの収穫8月8日 ようやく普通の大きさの実を収穫できるようになった。近隣の畑のナスは株がすごく大きくなっているから、その違いに驚くばかり。。。種まきを4月中旬に早めて、直播きではなくポットで部屋の中に入れて育苗したら、1ヶ月位早く収穫できるようになったかもしれない。20粒の種を播いたうち、収穫できるようになったのは、5株であった。生育初期に雑草に覆われて弱って枯れてしまった株が多かった。
 収穫できるようになったばかりであるが、自家採種用の実を確保する時期であるので、来週は種採り用の実を選ぼう。
真黒ナスの採種用果実8月22日 先週に自家採種用として選んでおいた果実。
秋の真黒ナス10月17日 秋ナスを収穫するためには、切返し剪定をする必要があるというが、ゆっくり育っているので、剪定せずともナスの葉はまだ青々としており、実も変わらずに収穫できている(慣行農法に比べれば収量は数分の一しかないだろうが)。支柱を立てていないが、草を厚く敷いているので、問題はないようだ。写真には3株のナスが写っている。
ナスの栽培では、初期の生長が遅い時に、草刈りが大変であったが、生長してしまえば、草刈りもたいしたことなく、管理は楽であった。葉は虫にほとんど食べられなかったので、虫取りは1回もしていない。
10月25日 採種用の実を採った。採り遅れたようで、実が縦に裂け目が入って、中が溶けており甘酸っぱい匂いがした。中身が溶けていたので、スプーンで果肉をとって容器に入れ、水洗いするだけで、簡単に種を採ることができた。
11月14日 まだ初霜が降りていないので、ナスはまだ実っている。10cmほどの小さくて固くなって、ほんの少ししか生らないが、甘さが出てきているので、味はいい。

来年は、浅漬用に皮が薄い品種、水茄子、山科茄子、黒十全などから選んで栽培するつもり。

2010.10.24 Sunday | 野菜栽培 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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