週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

最近の記事
このページの記事
記事の分類
本の紹介

自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


自然農・栽培の手引き
最近のコメント
リンク
自己紹介
その他
QLOOKアクセス解析
 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


前の記事 : << 畑のイモムシ、毛虫
次の記事 : ソルガム(ソルゴー)の栽培 >>
在来種野菜など読んだ本

つくる、たべる、昔野菜

岩崎政利 文、関戸勇 写真、さとうち藍 取材編集協力、黒川陽子 調理協力。2007年 本体1400円

 本書でいう「昔野菜」とは、1970年代にF1交配種が登場する前の野菜のこと。つまり、日本伝統種だけでなく、西洋野菜のイタリアン・ダンデライオン(食用タンポポ)とズッキーニ、中国野菜の空芯菜・バイアム・タアサイ・チンゲンサイ、近年日本でも食べられるようになったモロヘイヤやツルムラサキなども紹介している。
 サヤインゲンの紹介では、「昔野菜のインゲンのよさは、莢が大きくなっても柔らかく食べられることにある。市場に出ている多くの育成種のインゲンは、(以下略)」と書かれているが、肝心な伝統種など品種名が書かれておらず、読者には不親切であろう。また、エンドウの紹介では「昔野菜」に触れていない。
 書題には「つくる」と「食べる」が入っているが、紹介している作物全てについて栽培と料理について書かれているわけでなく、ある作物については作物の紹介だけだったり、食べることに触れられていなかったりする。
 「ベランダで昔野菜を育てる」という項目が14ページあるのだが、住宅街の中の家のベランダで育てている様子を見ると、編集者のさとうち藍氏が書かれたのであろうか。

 自家採種については、8ページほど書かれている。

 野菜の作り方、各野菜の料理方法、伝統品種の紹介などにはこだわらずに、豊富なカラー写真を次々に見ていると楽しい本だと思う。[2010/1記]

ふるさと野菜礼賛 在来品種を守る

ふるさと野菜礼賛 在来品種を守る
 さとうち 藍 著、2007年
 全国的にはあまり知名度の高くない在来野菜を守っている人に焦点をあてて、現地取材した本である。在来品種は、その地の食文化と密接に結びついており、その在来種に人気があれば残っていきそうであるし、食の嗜好性が変化してしまって廃れつつある在来種もあるという状況を知ることができた。また、特産品作りの一環として、在来種を復活させようという動きが各地にあるのだが、一方で、消えてしまいそうな在来種もありそうだ。野菜の生産者ばかりでなく、種採り農家、レストラン、種苗店、漬物店、在来種保存運動家など多彩な人が登場していておもしろかった。

紹介されている在来種と取材した対象
長崎県雲仙市「黒田五寸ニンジン」 岩崎政利
長崎県雲仙市「雲仙こぶ高菜」 峰きみえ
熊本県熊本市「一文字」(ワケギの一種) くまもと有機の会
佐賀県多久市「女山大根」 幡船の里
福岡県久留米市「山汐菜」(カラシ菜の一種) JAみい山汐
山口県岩国市「笹川錦帯白菜・岩国赤大根」 錦見農業生産協同組合
広島県広島市「大葉シュンギク・笹木三月子」 福島信彦、近菜高長朝市出荷組合代表 坂本尚子
島根県松江市「津田カブ」 JAくにびき
島根県松江市「黒田セリ」 谷吉夫
高知県春野町「弘岡カブ」 石本食品 石本健二、生産農家 寺田節
大阪県堺市「泉州水ナス」 武蔵屋 宮川幸政
岐阜県本巣市、羽鳥市「十六ささげ」高崎武徳、岐阜県岐阜市「千石豆」(フジマメの一種)JAぎふ厚見支店
愛知県豊田市「かりもり」(シロウリの一種)梅村三千夫
福井県三国町「三年子花らっきょ」(ラッキョウを3年にわたって栽培したもの) 三里浜特産農業協同組合
福井県春江町「越前白茎ゴボウ」竹内真之栄
福井県福井市「木田チリメンジソ」木田蔬菜出荷組合
新潟県新潟市「新潟黒十全」(ナス)
新潟県長岡市「長岡巾着ナス」小林幸一
新潟県長岡市「梨ナス」
静岡県小山町「水かけ菜」(カブ菜の一種で、当地では花茎を漬物にする)天野光一
静岡県東伊豆町「赤花キヌサヤ」相馬出穂
埼玉県小川町「青山在来大豆」霜里農場 金子美登
[2010年記]

植物という不思議な生き方

植物という不思議な生き方
蓮実 香佑 著、2005年出版

 著者は農業分野の研究者なので、野菜の栽培をしている人なら興味を持つであろうことがたくさん紹介されている。たとえがおもしろいので、エッセイのような軽い語り口も読みやすい。根粒菌、昆虫の食害からの防衛、病原菌とのミクロの戦い、芽生えの科学、花の経営戦略。[2010年記]
2010.11.16 Tuesday | その他 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
 

この記事のトラックバックURL http://naturefarm.iti5.net/trackback/58
トラックバック