週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

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自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


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 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


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食用ホオズキ(ストロベリートマト、グランドチェリー)の栽培
 食用にされるナス科ホオズキ属(Physalis フィサリス)の植物には、いくつかの種があり、日本では甘くなるP.peruviana種が主に栽培されている。なお、日本の観賞用ほおずきの学名は、Physalis alkekengiで、苦いので食用には適さない。

1.学名:Physalis pruinosa(プルイノサ) 英名:Strawberry Groundcherry(ストロベリー グランドチェリー) 和名:ショクヨウホオズキ

2.学名:Physalis peruviana(ペルウィアーナ) 英名:Strawberry tomato(ストロベリートマト)、Cape Gooseberry(ケープグーズベリー) 和名:シマホオズキ、ブドウホオズキ

3.学名:Physalis philadelphica 英名:Tomatillo(トマティーヨ)。和名:キバナホオズキ。
(学名:=P.ixocarpa イクソカルパ 和名:オオブドウホオズキとは同一種)
メキシコのTomatillo(青トマト)は、緑色のものがサルサソースなどの料理に使われている。トマティーヨは自家不和合性であるという。

仙台市農業園芸センターによれば、上記の3種のほかに、グランドチェリーという系統があり、直径1cm程度の小さい黄色の果実をつけ、マンゴーのような食味で酸味はないとう。(ただ、グランドチェリー Groundcherryという名前は、ホオズキ属の種では一般的な名前なので、どの種のことか?)

日本でも、「千成ほおずき」(P.peruvianaの一種)があり、食用にもされた。浅草ほおずき市では、江戸時代から千成ほおずき(実が赤くならない)が主流であったが、現在では赤くなる「丹波ほおずき」(P.alkekengiの一種)が主流となっている。福島県内の下郷町、旧田島町では、昔から栽培されている「在来食用ほおずき」がある(南会津農林事務所 食用ほおずき)。
食用ホオズキに関する論文
ハウス食用ホオズキの挿し木苗利用による作期前進
メキシコホオズキトマトPhysalis ixocarpa Brot.の形態的特性と結果習性について
メキシコの重要野菜「青トマト」=オオブドウホオズキ
食用ホオズキの収集系統の同定と生産力比較
メキシコホオズキトマトPhysalis ixocarpa Brot.の形態的特性と結果習性について

越冬
 食用で唯一の多年草となるのはP.peruvianaだが、寒さに弱いので通常は一年草となるようだ。なお、通常の観賞用ほおずきは、多年草である。

種や苗の販売例
イタリアのFRANCHI社 le bizzarre:P.peruviana
フランスのCATROS社 Coqueret du Pérou:P.peruviana
英国T&M社 GOLDEN BERRY(ゴールデンベリー)
藤田種子では、ストロベリートマト(食用トマトホウズキ)とトマティーヨを扱っている。
タキイ種苗 食用ほおずき・ゴールデンベリー


種の寿命
 乾燥した場所で保管すれば3年もつ(自家採種ハンドブックより)

自家採種
 自家受粉する(自家採種ハンドブックより)。熟した実から種をかきだして、容器に入れ、数日間発酵させるとゼリー質がはがれるので、水洗いし、天日でよく乾燥させてから保存する。

※種を販売している藤田種子のHPより引用
 ガクが袋状に大きくなりその中に果実を包みます。果実は主に生食として用いますが砂糖漬けや酢漬けとしても利用できます。「ゴールデンベリー」とも呼ばれています。
【蒔き時期(一般地域)】3月〜6月
【発芽までの日数(目安)】5〜12日
【発芽に適した温度(目安)】20〜30℃
ストロベリートマトは4月にタネを播きます。(発芽適温20℃〜30℃)気温変化に弱く影響されやすいので、低温にならない(霜)などの管理が必要です。ポットか育苗箱に播き、室内など温度があるところで発芽させます。屋外は避けてください。発芽は遅めで、約2週間かかります。小さいうちは株の成長もゆっくりです。十分大きくして、霜の心配が無くなってから畑などに移植します。生育適温(昼間25℃〜30℃ 夜10℃〜15℃)程度必要。株間隔は50〜60センチです。あとは放任で育ちます。枝が邪魔な場合は支柱をしたり、枝を間引いたりすることもあります。


2010.10.28 Thursday | 野菜栽培 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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