週末ファーマーによる自然農の野菜栽培

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自然農の野菜づくり

第1章 生命の営みをつなぐ自然農の要諦(畑の準備をする、野菜を切らさない作付けの工夫 ほか)
第2章 自然農の野菜・つくり方のポイント
第3章 自然農の野菜などの加工・保存の工夫


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 川口由一氏の提唱する"自然農"を理想として、耕起せず、肥料はやらず、雑草は抜かず、害虫をも防除しない(化学農薬も自然農薬も不使用)で、野菜を育てることを目指しています。多種類の豊富な動植物と共存する生物多様性を実現する家庭菜園にするべく、群馬県西部で週末に農作業をしています。ビニールのマルチやトンネルなどの非再生資材は使わず、農業機械も使わずエコロジーです。ただ、地力不足なので、有機質肥料を少し与えることもあります。


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ニンジンの栽培
 ニンジンはセリ科ニンジン属。発芽しにくいので、発芽させることが最大のコツ。

ニンジンの播種
 好光性の種子なので覆土は浅めの5ミリにする。土の湿り気によって覆土厚を調節し乾燥気味の時はやや厚め10ミリにする。ニンジンの発芽率は最適条件でも60〜70%で、過乾過湿条件でさらに低下する。
ニンジンの種を浸水 種の吸水力が弱いので、1昼夜水に浸けてから播種する。なお、種皮には発芽抑制物質が含まれるので、水が茶色くなったら、途中で水を替える(あくぬき)。
金時人参播種8月など乾燥する時期では、土壌水分を保持するために、播種後に軽く鎮圧したうえ、青草をばらまいて被覆しておくとよい。
 夏まき栽培では、高地温時の播種は発芽率が低下する傾向があるので、できる限り地温が低い日および時刻に行う。
 播種してから発芽までに、7〜10日ほどかかる。
キアゲハ5齢幼虫キアゲハの幼虫(左の写真は5齢幼虫)
キアゲハの幼虫の食草は、セリ科植物で、セリの他、ニンジン、ミツバ、アシタバ、パセリ、フェンネル、セロリなど。孵化してから2週間前後で蛹になる。大きくなった幼虫は、すさまじい勢いでニンジンの葉を食べ、茎ばかりにしてしまう。5齢(終齢)幼虫の期間は4,5日程度なので、ここまで育ったのなら、捕まえずに羽化させてもいいかもしれない

・ニンジンの生育適温は18〜22℃で、3〜28℃の範囲で生育する。28℃以上になると生長が止まり病気になりやすくなる。

ニンジンの自家採種の方法
ニンジンの花 ニンジンは冬を越して春になると花が咲く(群馬では6月頃)。ニンジンは、他家受精で母本数が少ないと近交弱勢を起こすので、15本以上を選定する。収穫期になったら、ニンジンを抜き取り、望む形質の母本を選定する。開花期には人の背丈ほどにも生長するので、株間は広くとる。定植ではニンジンの周りを足で踏んで、ニンジンと土を密着させるようにする。越冬中に寒害を受ける恐れのある地域は、厚く敷きワラをするか、数cmほど土を被せておく。種子の大きさは、一番上の花(頂花)が最大で、発芽率も頂花が最も良い。種を取るのは、頂花のつく主枝から枝分かれた小枝の花までで、小枝から発生する孫枝の花は未熟となりやすいので取り除く。小枝が多い時は、必要なだけ残して切り落とす。
時なし五寸人参の種の花 頂花の種が茶色く熟したところ。ひとつの花序からたくさんの種が採れる。
時なし五寸人参の種が熟した株姿 写真手前の1本から奥に5、6メートルも種を実らせたニンジンがあるのだが、支柱を立てなかったので、ほとんどの枝が倒れて、雑草の中に埋もれた花序は腐っていた。[2010/7/31]
ニンジンの花々左の写真は、上の写真の花が咲いていた頃のもの。[2010/7/10]
時なし五寸人参の自家採種した種 左の写真は、自家採種した時なし五寸人参の種で、手で揉んでいないので種に生えた毛が目立つ。ゴミを除くのが大変なので、ゴミも多い。。。

金時ニンジンの栽培

2010年 春まき ニンジン栽培記録


3月30日 一晩、水浸してから、キッチンペーパーに包みADSLモデム(温度20-30℃)に置いておく。
4月3日 播種 畝 1N
 種子が1cm間隔になる程度で播種した。水浸してから4日目で、2割程度で幼根が少し出てきた状態でちょうど良かった。2、3ミリ土をかぶせた。今週は雨が降る予報だったので、草を上に被せずに、土を露出させておいた。
6月 出芽は良かったのだけれど、草刈りをする手間が面倒になってしまって、放置して終了した。

2009年 夏まき ニンジン栽培記録


●種:国華園 時なし五寸人参 1袋 (10ml) 100円
種の数は、あまりに多すぎてはっきりとは分からないが約2千粒くらい。F1(一代雑種)ではないらしい。
(以下は種の袋に書いてあった説明)
生産地イタリア、2009年5月現在発芽率60%以上
品種特性:長さ約15cmほどの豊産・晩生品種です。根の成長が早く、根の中心部まで鮮やかに発色しています。
中間地:播種 2月下旬〜3月中旬、収穫 5月上旬〜 7月上旬
    播種 7月中旬〜8月下旬、収穫10月中旬〜12月下旬
栽培方法:播種の2週間ほど前に、畑に苦土石灰、過リン酸石灰、配合肥料、堆肥などをすき込んでおきます。1〜2条のスジまきにします。雨の後にまくのがよいですが、乾いていたらタネをまいた後、十分に水やりをします。ニンジンのタネは小さくて薄いため、覆土が厚すぎると発芽が悪くなります。覆土を薄くかぶせた上に、もみ殻、やし殻などを薄くまくとよいです。間引いて本葉が5〜6枚になったころに株間10cm位にします。根の太ったものから順次間引きながら収穫します。


1回目 種が雨に流されて失敗
7/26 播種。自然農法のやり方ではなく、草を抜き、半年寝かせた雑草の枯れたものを鋤き込んで畝立て。播種深度は3ミリ。青草を薄く被せておいたが、薄すぎたかもしれない。
8/1 播種から6日目だけど発芽していないようだ。
8/8 一本も発芽していない。畝幅が20cmくらいしかなく、激しい雨が何回も降ったので、種が流されたのだろう。

2回目
8/27 種の水浸(あくぬき)。コップに種と水をたっぷり入れ、水の色が変わったら水を替える。翌日からは、濡らしたキッチンペーパーの上に置いておく。

ニンジン播種8/30 ニンジン播種、無耕起、無施肥。畝1L
種を水に浸して3日目だけど、わずかな種(1割未満)だけに根が出ている状態。一夏の間、草を茂らせておいたけれど、土は硬く、木の枝を地面に刺すのに力いっぱいしなければならないほど。こんなに土が堅くて大丈夫か不安だけれど、初めての栽培なので、とにかくやってみるだけだ。10cmあたり20粒くらいの量を条播き。今週は雨が多いとの予報なので、播種しても大丈夫だろう。播種したところに被せる青草は、雨が多いとのことなので、わずかな量にしておいた。厚く被せるとコオロギの食害が心配なので。


ニンジンの発芽、播種後6日目9/5 播種6日目、発芽率約2割で上出来だ!写真のようにほとんどの種が発芽していた部分もあり、まばらに発芽した部分もあって、発芽はバラバラ。でも、今日、発芽したばかりの芽もあるようなので、まだ発芽するかも。被せておいた草は取り除いておく。モグラの穴が、播種したところの直下に1メートルくらいあって、この部分は枯れてしまうかもしれないが、どうすることもできない。


ニンジン播種から3週間後9/19 播種から3週間後、本葉が2〜3枚になった。秋晴れが続き、モグラの穴が下にあるニンジンの苗は枯れてしまった。

時なし五寸人参12/31 たぶん大きくなっていると思うのだが、雑草に埋もれながらも葉がまだ青々としているので、まだ収獲していない。葉が枯れてきている金時人参のほうから食べている。

ニンジン3月3/13 ようやく収穫してみた。写真のように小さい。無施肥だとほとんどの野菜の育ちは良くない。。。でも、料理する時に包丁で切ったらニンジンの香りがものすごくあって驚いた。

ニンジンの花6月12日 花が咲いた

7月31日 自家採種をした。花茎に支柱を立てなかったので、ほとんどの花茎が倒れて痛んでいたが、ひと握りぐらいの量が採種できた。
時なし五寸人参の採種した後の根8月22日 ニンジンの跡地を整地していたら、ニンジンがそのままの形で残っていた。茎はすっかり枯れてボロボロになっているのだが、すっかり軽くなって色も薄くなっているもののニンジンはどこも腐っていなかった。十数本残っていたうち、半数程度はニンジンの形を保っていたが、半数は腐るというよりボロボロのスポンジのようにもろくなっていた。意外にニンジンは丈夫なのだなと感心した。



2010.07.31 Saturday | 野菜栽培 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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